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【第一話】いい意味で情報過多な一日目

#隣恋4考察

ミクニシオリ

2023年1月から配信がスタートしたABEMAの『隣の恋は青く見える4』。悩める8組のカップルが7日間、公認で“浮気ありのお試し破局旅”を楽しむ恋愛番組です。今回は、恋愛ライターのミクニシオリさんが、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!

※このコラムは『隣の恋は青く見える4』第1話のネタバレを含みます。

(C)AbemaTV, Inc.

ABEMAの人気結恋愛番組『隣の恋は青く見える4』が、1月21日に放送スタートした。『隣の恋は青く見える』、略して“隣恋”は、悩める8組のカップルが7日間、公認で“浮気ありのお試し破局旅”を楽しむという、現実ではなかなかありえない設定が見どころとなっている。

7日間という限られた時間の中で自分の心を試すため、積極的に距離を詰めていくメンバーたちの過激シーンの多さも話題だ。旅行中は恋人との連絡は取れないのに、浮気相手となる異性とのラブラブ写真は共有され、浮気相手との対面シーンも訪れるという。

自分は本当に、元恋人のことが好きなのか? そして、元恋人の浮気を間近で見てどんな気持ちになるのか、その時自分はどんな行動を取るのか。今まで体感したことのない気持ちに、メンバーだけでなく視聴者も試されていく。恋愛番組ファンにも刺激的なこの設定、元カップルたちはどうなっちゃうのか? しょっぱなから見どころだらけの第1話、人間観察開始だ。

好きな気持ちが無いわけじゃない。だけど、モヤモヤは消えないから

今回の旅には、8組の元カップルが参加。総勢16名の男女が、南国・ベトナムの地でホーチミン・ダナンの2都市に分かれて、浮気アリの旅を楽しむ。人数も多いので、まずは一度元カップルの組み合わせを確認しよう。

ヘアメイク・サニー(22)×沖縄そば店店長・シンイチロウ(24)
DJ・シオン(24)×モデル・ニアス(28)
美容サロン代表・カノン(24)×DJ・タイヨウ(24)
事務とモデル・メグミ(22)×大学生・ゆうた(21)
焼肉店店員・リカ(21)×飲食店員・カイト(20)
ダンサー・ミチル(26)×モデル・リュウヘイ(26)
女優・セナ(24)×パーソナルトレーナー・ユウタ(25)
インフルエンサー・ユウカ(26)×バー店長・タツヤ(25)

旅に参加する元カップルは、それぞれの理由で破局寸前となってしまった男女だ。

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仕事のために遠距離恋愛を選択するも、自身の働く沖縄にパートナーを呼びたくないと悩むシンイチロウ(沖縄そば屋)。そんな彼に、サニー(ヘアメイク)は「結局それまでの愛なんでしょ」と言い放つ。

ユウカ(インフルエンサー)は、ユウタ(大学生)の浮気をきっかけに、彼のことが信用できなくなってしまった。ミチル(ダンサー)は「28歳には結婚したい」と彼に迫るも、リュウヘイ(モデル)は「まだ結婚できない」と断言する。

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どのカップルも理由はそれぞれだが、日常生活で、そして二人だけでは解決できなかった問題を抱えている。拭えない不信感を精算するために、カップルたちは7日間の「恋人解消契約書」にサインし、解消期間の前日まで、恋人とは話ができないというルールだ。

もう、カップルには戻れないかもしれない。まだ嫌いになったわけじゃないけど、二人の間にあるモヤモヤも、そのままにはしたくない。そんな不安と、新しい出会い、そして自分の心の変化への期待。16人はどんな選択をしていくんだろう。

浮気旅行1日目から、男女の思惑が交錯し合う

ベトナムの地で別れた恋人をシャッフルし、ホーチミンダナンに分かれて旅が始まる。まずは8人ずつに分かれて、顔合わせと自己紹介。元恋人との連絡を遮断するために、スマートフォンは没収される。

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第1話はそんな浮気旅行の1日目から始まったが、顔合わせの後にはすぐ、プールサイドで水着ツーショットがくり広げられた。第一印象から「気になっていた」と伝え合ったのはリカ(焼肉店勤務)とユウタ(大学生)、そしてミチル(ダンサー)とニアス(モデル)。

水着姿で距離も近めで、ツーショット写真を撮るミチルニアス。だけどその写真はメンバー全員……つまり、元恋人にも共有される。

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もう、のっけから情報量過多で困っちゃう。どのメンバーも積極的に、異性とボディタッチしながらのデートを楽しんでいるし、しかも露出度高めの水着デート。

しかもそのまっただ中で、別都市にいる元恋人たちが、自分の知り合った異性の元恋人とイチャイチャする写真も共有される。

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自身も浮気を新鮮に満喫していた傍らで、恋人への明らかな嫉妬が見えるメンバーも。もし自分だったら、どんな気持ちになるんだろう? 「なら私だって」と開き直るか、「なんで私じゃなくて」といじけるか……カップルの関係性にもよるし、その人の性格にもよりそう。

浮気公認といえども、異性との距離感にも人間性や、元恋人との関係性がにじみ出る。初対面時の空気感は、ほぼ合コン。その場にどんな服で現れ、どんな振る舞いを見せるのかで、メンバーの隠れた素顔の考察も捗る。

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女性も男性もとにかくスタイルのいいメンバーが多かったけど、特にホーチミンサイドにいるシオン(DJ)のあわやぽろりもしちゃいそうな露出激しめワンピースには、女性陣も唖然としていた。そんなメンバーもいる中で、男女混合のお遊び旅行……気持ちのセーブも難しそう。

しかも色仕掛けすら、本気で浮気を満喫したいのか、元恋人を嫉妬させたいだけなのか、最初の時点では分からない。一般的な恋愛番組以上に、メンバーが何を考えているのかが見えづらく、だからこそ考察も捗ってしまうのだ。

1日の終わりに、元恋人からの愛の重さを確認

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1日の終わりには、各自が天秤に重りを振り分ける。各自4つの重りを配られ、元恋人とその他の異性、より気持ちが傾いている人に振り分けるのだ。

自分が確認できるのは、左サイドーつまり、元恋人が自分にいくつの重りを置いたのか。そして右サイドー新たに出会った異性から、いくつの重りが置かれているのかだ。右サイドは、誰が何個の重りを置いてくれたのかは分からない。

でも……元恋人と新たな異性、どちらに重心が傾いているのかを目で確認してしまうと、自分の心もぐらついてしまうような気がする。

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お互いノリも良く、それぞれが新たな出会いを楽しんでいるように見えたミチル(ダンサー)とその元恋人・リュウヘイ(モデル)。ミチルはダナンでシオン(DJ)の元恋人・ニアス(モデル)とかなり濃密に交流していた。リュウヘイもMC陣に「こいつは絶対チャラい」とツッコまれるほどのチャラチャラぶりを見せていたけれど……ミチルへの重りは3つ

この重さも、人によって判断が異なる。「4つ全部じゃないんだ」と呆れる人もいれば「思ったより私に気持ちがあるんだ」という再確認になる人もいる。ミチルの場合は思ったよりも多かったようで、元恋人からの気持ちの重さに面食らっていた。

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ホーチミンサイドでMCっぽく場を回しながら、周囲に気を配っていたタツヤ(バー店員)は、元恋人のユウカ(インフルエンサー)に4つの重りを乗せるも、ユウカからの重りは2つだった。

自分と同じように浮気旅行を楽しむさなか、元恋人の気持ちがどう変化していくのかも、日々確認することになる。今日3つだった重りも、明日は2つになるかもしれない。自分の相手への重りも、明日になったら変わるかもしれない。

不安定にぐらつく恋愛関係を、日々目視で確認するという非日常……自分だったら頭がおかしくなっちゃいそうだけど、だからこそ見える答えもある。

初日ということもあって、ツーショットデートをしたメンバーとも元恋人との関係の話をする場面も多かった。新しい出会いを経て、自分の気持ちが切り替わるのか、嫉妬にさいなまれたり、思わぬ信頼が見えたりしてこそ、元恋人への気持ちを再認識できるのか。大人の恋のぐらつきをリアルに楽しめる一方で、見ているこっちもハラハラしちゃう第1話だった。

いい意味で情報過多……推しメンバーの今後を見守ろう

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第1話の感想を一言で表すと「いい意味で情報過多」と言ったところ。これまでにない刺激的な設定のおかげで、とにかくメンバーの揺れる心がよく観察できてしまうし、旅の期間が短いこともあって、新たに出会ったメンバーともかなり積極的な交流がされていく。

メンバーも多いので悩んでしまうが、第1話で目立っていたのはミチル(ダンサー)、ニアス(モデル)の浮気カップル、そして露出度も積極性も高いシオン(DJ)あたりだろうか。初回から気の合う異性を見つけたメンバーはピックアップされていたが、次回になればライバルとなる異性が現れるかもしれない。

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しかもそのライバルにも、新たな恋の相手にも「元恋人もいる」という事実がミソだ。グループメンバーの他に、同じ土地にはいない元恋人というもう一人のライバルもいる。最初はいい感じになった男女も、最終日にどうなっているかはまだ想像ができない。

第一印象の時点でも、なんとなく「軽そう」「誠実そう」という印象は見えたはずだ。気になったメンバーが、自分の想像した軽さや誠実さを本当に持つ人なのか? 考察ポイントが多いので、友人と一緒に見てもかなり捗りそう。

果たして、私たちの「人を見る目」は正しく働くのか。そして、男女の本音はどこに執着するのか。日常に刺激の足りない人、泥沼に共感できる人は、毎週土曜日をお楽しみに! 次回もかなり、波乱の予感です……。

(ミクニシオリ)

※この記事は2023年01月28日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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