「貴重なご意見ありがとうございます」の使い方。言い換え表現も紹介(例文つき)
ビジネスメールや電話で、意見やクレームに対し「貴重なご意見ありがとうございます」を使う機会は少なくないでしょう。とはいえ、正しい使い方ができているか不安がある人もいるのでは? 本記事では、使い方や言い換え表現について解説します。
「貴重なご意見ありがとうございます」は、お客さまからの意見や上司からの提案などに対して感謝を伝える言葉です。
よく聞くフレーズだからこそ、「どんな時に使えるのか」「言い換え表現はあるのか」など、使い方に迷ったことがある人もいるのでは?
この記事では、「貴重なご意見ありがとうございます」の使い方や言い換え表現などについて解説します。
「貴重なご意見ありがとうございます」は正しい敬語?
「貴重なご意見ありがとうございます」を分解すると、以下のようになります。
貴重な+ご意見+ありがとう+ございます
「ご意見」の「ご」は、尊敬の意を表す接頭辞。「ございます」は補助動詞「ある」の丁寧語です。
このように、「貴重なご意見ありがとうございます」は尊敬語と丁寧語で構成されているため、正しい敬語といえます。取引先やお客さまなど、目上の相手に使っても問題ありません。
「貴重なご意見ありがとうございます」の使い方(例文つき)
「貴重なご意見ありがとうございます」は、どのようなシーンで使えるのでしょうか。例文と共に紹介します。
(1)クレームを受けた時
仕事をしていると、クレームを受ける場面もあるでしょう。そのような時に「貴重なご意見ありがとうございます」が使えます。
このように、ただ謝罪するだけでなく、相手が時間を割いて意見をくれたことに感謝する姿勢を見せれば、誠意が伝わりやすくなるでしょう。
例文
・「貴重なご意見ありがとうございます。今後このようなことがないよう、サービス改善に努めてまいります。この度はご不便をお掛けして申し訳ございませんでした」
(2)意見をもらった時
取引先や上司、お客さまから意見をもらった時も、「貴重なご意見ありがとうございます」が使えます。
このようにきちんとお礼を言われると、アイディアや要望を出した側は「意見を受け止めてもらえた」と感じて気分が良いでしょう。
例文
・「貴重なご意見ありがとうございます。今後の企画に反映させていただきます」
・「この度は貴重なご意見ありがとうございました。とても勉強になりました」
▶次のページでは、「貴重なご意見ありがとうございます」を使う時の注意点を解説します。