「貴重なご意見ありがとうございます」の使い方。言い換え表現も紹介(例文つき)
「貴重なご意見ありがとうございます」を使う時の注意点
「貴重なご意見ありがとうございます」を使う際は、以下の点に気をつけましょう。
(1)誠意を込めて使う
「貴重なご意見ありがとうございます」は、相手の意見に感謝を述べたりクレームを受け止めたりする時に使うフレーズ。だからこそ、相手に誠意を伝えることが大切です。
ただ事務的に、あるいはぶっきらぼうに「貴重なご意見ありがとうございます」と発するだけでは、こちらの誠意が伝わらないかもしれません。それだけでなく、相手に「その場しのぎで言っているだけなのでは?」と思われる可能性も。
声のトーンや表情、また後述する(2)と(3)も意識し、相手に誠意を見せられるような伝え方を心掛けましょう。
(2)今後の方針も伝える
意見やクレームを述べた相手は、現状がより良くなることを期待しているはずです。
そのような相手の期待に応えるには、ただ「貴重なご意見ありがとうございます」と感謝するだけでなく、もらった意見やクレームを元に今後どうするのか伝えると良いでしょう。
例えば、「貴重なご意見ありがとうございます。社内で共有し、サービス改善に努めてまいります」など、具体的なアクションを示してみてください。
そうすれば、真摯な姿勢が伝わりやすくなります。
(3)多用しすぎない
「貴重なご意見ありがとうございます」をひんぱんに使うと、相手へ「本当に貴重な意見だと思っているのだろうか」という不信感を抱かせる可能性があります。また、くどい印象にもなりかねません。
相手の言葉全てに対して「貴重なご意見ありがとうございます」と言うのではなく、「ありがとうございます」「承知しました」など他の短いフレーズも併用しましょう。
▶次のページでは、「貴重なご意見ありがとうございます」の言い換え表現を紹介します。