【Ep.6】友達とのキスシーンで恋は生まれる?
2022年11月から配信がスタートしたABEMAの『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』。“恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか?”をテーマに、若手俳優と女優がキスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながらその恋模様も追いかけるリアリティ番組です。今回は、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!
前回の放送では、実憂さんがついにつかんだ主演で、翔平さんと共に第三話「ネオンライトに呼ばれて」のドラマを演じる様子を放送。思わずドキドキしてしまうような熱いキスシーンでしたが、翔平さんが少し意識をした一方、実憂さんは「やっぱり、仕事モードになっちゃいましたね」と制御が外れることがなかったと告白していました。
今回は第四話のオーディションが開催。新鮮なペアで挑むことになったオーディションとその行方、そしてその裏で動く恋模様にドキドキさせられる展開が待ち受けます。
梨里杏さん、みんなの前で公開告白?!
第四話はマルシィさんが主題歌を書き下ろした「幸せの花束を」。留学でニューヨークを訪れた女性がセントラルパークで憧れのカメラマンに偶然出会い、二人は次第に惹かれ合い恋に落ちていくラブストーリーです。
由水先生は「ラブストーリーが生まれる瞬間のときめき」が今回のストーリーでは大切だと話し、特別レッスンではこれまでよりも実践的な内容にスタート。目の前のパートナーを「憧れの人」「魅力的な人」として接し、役柄のベースを作っていくエクササイズが行われました。
すると、玲弥さんに惹かれている梨里杏さんは、別の相手と演技をしているにも関わらず“玲弥”とみんなの前で名前を間違えるというハプニング。「恥ずい!!!」と言いながら思わず赤面し、玲弥さんに対し「“玲弥”で練習してたから出ちゃってたよね」と取り繕いましたが“憧れの人”として想像していた相手が玲弥さんであることがみんなの前で明らかになる形に。
言い間違えた梨里杏さんは恥ずかしいだろうけど、思いを寄せている人が自分を想像して演技をしていたと知った玲弥さん、絶対嬉しいだろうな〜! と思わずニヤニヤドキドキしながら見てしまいました。
そして、オーディションは同日、由水先生が指定した“新しいケミストリーが生まれそうなペア”によって開催。結果的に、「相手が持ってくるものを受けて、それを活かしてそれを返すということを丁寧にやっていた」という理由で実憂さん×翔大さんが選ばれます。
ただ、どのペアも最初のオーディションよりも演技がとても自然でリアリティあふれるものになっており、慣れない環境で演技に真摯に向かい合い、努力してきたことが感じられるオーディションとなっていて思わず感動。NYでの演技で大事とされる“リアルケミストリー”が活かされ、役にどんどん投影されていくのを強く感じました。
共演歴のある“安心感”のある二人が主演に
今回は主演の二人にはドラマに向けて関係性を深めるためにディナークルーズがプレゼントされ、さらにシェアハウスに戻った後は実憂さんの部屋で一緒に過ごしても良いと言い渡されます。
過去に映画で恋人役を演じたことがあるものの、NYでは初めてペアを組むことになった二人。翔大さんは「安心感もあるし、信頼感もあるから『きっとすてきなものになるんじゃないか』って見えすぎちゃって」と、これまでのペアで実憂さんを選びたくなかったと明かします。
しかし、NYという環境で共同生活や講義を受ける中で改めて対峙した時に「全然知らない“実憂”がいたし不思議でした」とまた新たな気持ちが生まれたそう。
一方、実憂さんも、これまで翔大さんと恋愛の話などはこれまでしたことが無かったことから「まさか自分がお部屋に(翔大さんを)招き入れると思ってなかったので……。どうしよう!? 九州の男に任せます!」とこれまでとは違った意識で相手を見るきっかけになりそうな展開に戸惑っている様子です。
そして迎えたディナークルーズでの食事中には「恋愛ドラマやりながら共同生活もしながらってなった時に、タガみたいなものは外れるのかが自分なりの実験」だと明かし、翔大さんも以前の自分は役を自分に取り込もうと「今この瞬間に感じたことが邪魔だと思って」と自分の感情を消していたことを話します。
さらに、「自分に自信が無いから、役の方が魅力的だって思っちゃうんだよね」という実憂さんに翔大さんも共感。今回のドラマでは「役の何かを借りるんじゃなくて、“吉本実憂・福山翔大”でラストシーン(キスシーン)を撮れたら、魔法がかかる気がする」と、お互いに“制御”が外れるのではないかと推測していました。
どこか似ているタイプで同じように演技をしてきた二人。共演歴があり、以前から友人同士であることから、スタジオメンバーや他のメンバーからも「何も無さそう」「ラブにはならなそう」と声が上がっていましたが、役ではなく、目の前の相手とする“キス”でどう変わるのかはとてもドキドキです。
動き出す二つのペアの行方
ディナークルーズの裏では恋模様に動きが。クレアさんは食事後に「今チャンスかな」「翔平君とデートしたいから」と言い、みんなの前で翔平さんをデートに誘います。話すチャンスが無かったからと、照れながらも積極的に自分から声をかけるクレアさん、最高にかわいかったです。
日本語がまだ完璧ではないことも相まって「明日時間があれば一緒に(食事を)食べに行こうか」となんとも男前な誘いに、最初はピンと来ていなかった翔平さんですが、意味を理解すると「お食事の誘い? ぜひ」とOK。これまでなかった組み合わせのデートかつ、英語で話すことができる二人がどんな雰囲気になるのかがとても楽しみです。
さらに、梨里杏さんも思いを寄せている玲弥さんを中庭に呼び出します。しかし、梨里杏さんが「話がある」と呼び出したことから、“ペアを組みたくない”と言われるのではないかと恐れた玲弥さんは、「怖い」と終始怯えており不安そうな表情。
梨里杏さんは「お芝居のところだけじゃなくて……」と玲弥さんへの自身の気持ちを話そうとあふれ出しそうな感情を整理しながら話始めますが、玲弥さんは不安に耐えきれなかったのか「話の終着点は『ちょっともう組みたくない』ではない?」と質問します。
お互いどう考えても想いを寄せ合っているはずなのに、“恋”をしているとこんなにも相手の気持ちに確信が持てず、不安になり、自分の気持ちをうまく言えないものなのか……! と、そのもどかしさがいじらしく愛おしく感じます。
梨里杏さんはそんな玲弥さんに「組みたくなくないよ」と言い、「何気ない時間をこうやって過ごせているのがすごい幸せで、東京帰ったらまた一人になるのかなぁみたいな」「幸せすぎてつらいなあって」と話し、目には涙が。
「玲弥くんとの時間だったり、想いだったり、すごい大切になってるから、これが東京に戻ってパッと“ニューヨークでした。ちゃんちゃん”みたいな風になるのかなあって」と“ドラ恋”として、NYだけで生まれる感情で終わってしまうことに寂しさを覚えていることを明かします。
さらに、最初はそれで良いと思っていたという梨里杏さん。しかし、「でもだんだんそういう風に思えない、現実とこう……結びつけちゃってるというか、自然とそうなっている自分がいて」と今にも涙があふれそうになりながら、自分の気持ちを説明し、お芝居の中だけではなく「普通に『一緒にいたい』って思う」と玲弥さんに伝えます。
離れ離れになってしまう未来に寂しさを覚えていること、お芝居の中だけでなく、現実でも一緒にいたいと思っていること、そんな素直な気持ちを一生懸命伝えた梨里杏さん。そんな梨里杏さんの想いに玲弥さんは「同じこと思ってます」と一言。
いじらしくもどかしい二人の気持ちが鮮明に見えた瞬間。ドキドキのピークは最高潮となり、スタジオからは黄色い声が上がり、見ていた私も思わず「尊い……!」と心の中で叫んでしまいました。大好きな人が自分と同じ想いを抱いてくれていることが分かる瞬間というのはこんなに尊くてドキドキするものなのか……と感じ、初々しい恋心を思わず擬似体験してしまうような感覚に。
さらに玲弥さんは「こういう言い方をするから良くないんですよね。まじで」と反省し、実憂さん×翔大さんペアがオーディションに選ばれた際に、最初に梨里杏さんが自分ではない相手とドラマを撮らずに済んだことを“安心”したと説明。最初は恋をしないと言っていたのに、今ではもう梨里杏さんが他の相手と主演を演じることが嫌だと思うほど、完全に惹かれています。
最後には「俺はもう、逆に今名前で呼べなくなってます」と意識しすぎていることを明かし、小さく呟くように「梨里杏」と何度か呼ぶシーンも。初々しくも自分の中にある感情があふれ出すような、“恋”する二人に終始ドキドキさせられっぱなしでした。
次回の放送では、実憂さん×翔大さんペアが部屋で二人きりで過ごす夜について放送。とっても気になるところですが、これまでの放送でまだ主演を演じることができず、恋についても動きが無いように見られる晴香さんの気持ちも一視聴者としては気になるところ。周りの恋をサポートするような立場も多かったことから、晴香さんには幸せになってほしいです。
回を重ねる毎、“リアルケミストリー”にドキドキさせられるドラ恋から目が離せません……!
(瑞姫)
※この記事は2022年12月21日に公開されたものです