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【Ep.10】本気の告白

#ドラ恋10考察

瑞姫

2022年11月から配信がスタートしたABEMAの『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』。“恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか?”をテーマに、若手俳優と女優がキスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながらその恋模様も追いかけるリアリティ番組です。今回は、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!

(C)AbemaTV, Inc.

前回の放送では、Charaが主題歌を務める第五話の『A・O・U』を晴香さん・大翔さんペアが演じる様子を放送。ドラマのストーリーのように、大翔さんと過ごすことによって一歩前に進めたような笑顔を浮かべる晴香さんの姿がとても印象的でした。

今回は、最後となる第六話のオーディションのペア決めの様子を放送。ペアを組みたい相手へ、男女どちらからか関係なく告白して決められるという“最後のペア決め”で、8人の恋が始まり、そして終わります。

「恋は100%しない」断言していた玲弥の“本気の告白”

最後のドラマ主題歌はindigo la Endの『夏夜のマジック』。ニューヨークで再会した、かつて恋人同士だった男女が、ラストシーンでひと夏の想いに身を任せ、二人は激しく熱いキスを交し、ひとつに結ばれるというストーリーです。

これまでのドラマとは違った、お互いを求め合うベッドシーンが登場する最終話。由水先生は第六話のオーディションのペアは、“本気の恋心”が固まったメンバーがペアを組みたい相手へ、男女どちらからか関係なく告白して決められることを伝えます。

告白を行い、成立したカップルが主演に選ばれるという、まさかの展開。複数のカップルが成立した場合はオーディションを行いますが、裏を返せば、ペアが成立しなければオーディションに挑むことすらできないという厳しい現実が言い渡されました。

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そんな中、最初にペアが成立したのは、最初の共演からお互いに惹かれあっており、メンバーもスタジオMC陣ももう既にカップルのように認識している玲弥さん×梨里杏さん。

玲弥さんが告白の場所に選んだのは、梨里杏さんと“運命の赤い糸”で最初のペアとして導かれ、共に主演を勝ち取り、キスシーンを演じた、思い出の場所であるタイムズスクエアでした。

玲弥さんは「今までずっと前置きしたり、まわりくどい言い方してたんで、もう一言で」と言い、「僕は小島さんが好きです。なので、僕とペアを組んで下さい」とシンプルながらもまっすぐに想いを伝えます。梨里杏さんは喜びがあふれるような笑顔ですぐに玲弥さんの手を取り、「お願いします」その想いに答えますが、ふと「そこまで言ってくれると思ってなかった」と“本気の告白”に驚いた様子。

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「そこまで言わなきゃと思ってました」と、これまでよりも男らしい一面を見せた玲弥さん。すると、梨里杏さんは「シンプルに言ってくれたから、シンプルに返すね。目を見て下さい。目見てくれないと言いません」と伝え、玲弥さんがきちんと向き合い、目を合わせると「私も玲弥くんのことが好きです」と告白します。誰とペアを組んでも揺るぐことなく、お互いを思っていた二人の想いが明確になった瞬間は、本当に胸が熱くなりました。

「恋は100%しないです」と断言し、第一話のペア決めで一緒になった直後も目すら合わさなかった玲弥さんの、驚くほどの変化が見られた告白シーン。

梨里杏さんに心を許し、惹かれていき、こんなにもまっすぐに想いを伝えるようになったんだ……! と、いち視聴者としてその成長ぶりに感動するところでもありました。

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そして、そんな風に変わったのは“向き合うこと”に対して決して無理強いはせず、玲弥さんのペースに合わせて寄り添う、愛情深い梨里杏さんが相手だったからこそだと感じます。

その後、梨里杏さんが抱きしめると「どうしたんですか」と思わず口にしてしまうところも玲弥さんらしく、二人のいじらしく愛おしい関係がそこに詰まっていて、とってもかわいかったです。

ずっと不安だったであろう梨里杏さん、よく耐えた……! そして、玲弥さん最高にまっすぐな告白をありがとう!!! 心の中では、スタンディングオベーションでした。

3人から告白された実憂さん

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そして、もう1組。友達関係から、共演によって“ドラ恋”マジックにかけられたように、お互いに惹かれあって行った翔大さん×実憂さんのペアが成立します。

ニューヨークの夜景が見える場所に呼び出した翔大さん。待ち合わせ場所に来た実憂さんに、真っ先に温かいドリンクを差し出すところには、本当に紳士的な優しさが感じられます。そして、「実憂と過ごした3日が忘れられなくて」とペア決めや撮影、ショートムービーの撮影で色濃い時間を過ごしたことを振り返る翔大さん。

「撮影現場に入ったときに、ワンシーン、ワンシーンにかける想いだとか、自分自身と向き合って一人で涙を堪えながら現場に立ってるその姿を見て、これまでちゃんと孤独と向き合って、役者のキャリア十何年を、ずっと一人で苦しい時もうれしい時も実憂が過ごしてきたんだなってことが、たった1回の現場でも端々で感じられて、こういう人とお芝居できるって幸せだなぁと思って」と実憂さんの役者としての姿に尊敬させられたことを明かし、「最後の緊張感を共に味わいにいきませんか?」と伝えました。

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実憂さんは「九州男児だなあ」と笑いますが、第一話のオーディションで敗れた時から涙するほど、演技に対して強い想いを思っていた実憂さんにとって、演技への姿勢を評価されるのはきっと何よりもうれしいことのように思います。

すると、「でも、本当にお芝居を通して実憂自身をもっと知りたいって思ってるから……」「吉本実憂に惚れました」改めて自身の胸の内を告白した翔大さん。

そんな真っ直ぐな想いに、実憂さんは「お願いします」と何度も笑顔で答え、「私もこの3日間すごく濃かった」「私はこの台本を読んだ時に翔大しか考えられないと思った」と自身の想いを伝えます。

お互い友達だったものの、演技について真っ直ぐに向き合う姿を知り、惹かれ合った二人。相手の気持ちが見えないことに不安を抱えていた実憂さんにとって、自身の演技への姿勢を含め、人間としても異性としても好きになったことを真っ直ぐ伝えてくれた翔大さんの言葉は、とても安心できる、うれしい告白だったように思います。

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また、翔大さんが告白するより前に、気持ちを伝えていたのが翔平さんと大翔さん。しかし、その二人に実憂さんは“台本を読んだ時に思い浮かんだ人がいる”と伝え、断っていました。

そのセリフを聞いて「その人と一緒にできるといいね」と気持ちが届かなかったものの、実憂さんの幸せを願った翔平さん。惹かれた相手の幸せを最後まで願うところに、翔平さんの純粋さが光ります。

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また、常に実憂さんに寄せる想いが変わらなかった大翔さんも、「俺がオーディション受けられなかろうが別にそれはもういいと思ってて」と、最終話の台本を読んだ時に実憂さんしか思い浮かばなかったと告げ、「好きだよ」と告白。実憂さんの答えを聞いた後も「俺は好きだよ」と揺るぎない想いをまっすぐに伝えていました。

ペア成立には至りませんでしたが、彼らの優しさやまっすぐさが伝わる真摯な告白はとてもすてきです。

告白するには早すぎた“芽生え始めた恋心”と、伝えたかった感謝の気持ち

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そんな二人に想いを寄せていたのがクレアさんと晴香さん。クレアさんは翔平さんを積極的にデートに誘うなどしていましたが、結果的には告白はせず。しかし、自身が告白を考えていたことは翔平さんに伝え、最終的に伝えなかった理由について「私はゆっくりと関係を深めて仲良くなりたい」とまだ“告白”するには早すぎたと感じたことを明かします。

翔平さんは「気づいてなかったわけではなかった」と言い、実憂さんに告白したことを明かします。そして、「クレアとお友達としていられたら」と言い、「クレアのsuper pureな気持ち、考え方、本当にすてきだしそのままでいてほしい」と伝えます。クレアさんの想いを受け、しっかりと向き合った姿は、紳士的で優しい翔平さんらしい姿です。

晴香さんは第五話のオーディションと撮影で、ニューヨークの街に来ても殻に引きこもってしまっていた自身を外に連れ出してくれた大翔さんに、最大限の感謝と、最終話を共に挑戦したいという想いを伝えます。

それに対し、実憂さんに惹かれていることを素直に話した大翔さん。しかし、晴香さんは大翔さんが実憂さんに告白したことを、偶然聞いていて知っていたと言います。それでも自身の気持ちを変わらず伝えた晴香さんは「言えて良かった」と、答えを知っていても伝えたかったことを明かし、「一歩進めた気がする」「本当にありがとう」と最後まで大翔さんへの感謝を口にします。

みんなの幸せを一歩引くようにして見守っていた晴香さんですが、大翔さんと過ごす時間によって、一歩踏み出し、恋のトラウマからも少し解放されたよう。

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恋が実った人、実らなかった人。結果はさまざまでしたが、相手に対するリスペクトを忘れない気持ちや、大切に思った人の幸せを願う気持ちが感じられた、それぞれの告白と結末は、本当にドラ恋メンバーを“箱推し”したくなる理由が詰まっていました。

次回は両想いとなったペア二組がドラマ最終話の主演をかけた一騎討ちに挑みます。“リアル・ケミストリー”をより観せてくれるのはどちらなのか、そして選ばれるのは……? ニューヨークの街で演技に磨きを掛けた4人が、“本気の恋心”を持って臨む演技に期待が高まります。

第10話はこちらから

『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』第10話
https://abema.tv/video/episode/90-1739_s10_p10

(瑞姫)

※この記事は2023年01月22日に公開されたものです

瑞姫

フリーランスの取材・インタビューライター、コラムニスト。主にエンタメ、トレンド、グルメ、ビジネスカテゴリで活動中。

Twitter @mizuki32k
Instagram @mizuki32k

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