【File28】「自分らしくいること」を大切にする化粧品PRの場合
いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。
取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部
表参道駅近くの路地を曲ってすぐ、ジュースカウンターの奥には、心くすぐるスキンケアアイテムやコスメたち。『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』は、オルビスの魅力を心ゆくまで堪能できるオルビスの体験特化型施設。
おしゃれなものを作っている人は、自らの美しさにも手を抜かない。ブランドを作っていくメンバーの一員として、ここちよい毎日を体現している高橋さん。
身も心も美しくあり続ける女性が目指すのは「自分らしく、前を向ける毎日」。高橋さんの美しさを作っているのは、お気に入りを詰め込んだしごとバッグと、大好きなブランドの精神性だった。
高橋 スーザンさん
新卒で外資系化粧品メーカーに入社。以後PR担当として主に商品PRに従事。昨年よりオルビスに中途入社し、主にオルビスの商品PRと『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』のPR担当として企画・運営を担当している。
「CELINEのバッグは、社会人になって初めてお給料をもらった時に、自分へのプレゼントとして購入したものです。私は飲み物もよく飲むので、物が出し入れしやすい縦型をセレクトしました」
女性の憧れブランドとしても有名なCELINEだけど、さりげない主張で大人っぽい。仕事で人前に出ることも多いという高橋さん。クリーンな印象の白い服をチョイスすることも多いそうだけど、モノトーンコーデに合う中間色のトートバッグは、シーンを選ばず使いやすい名品だ。
新卒と同時に、化粧品メーカーに就職。現在、オルビスが二社目だという高橋さんのバッグの中を見せてもらうと、化粧品という「ここちよいライフスタイル」を創造している女性が、日々美しく在る理由が見えてきた。
●バッグの中身
1 wpc.の日傘
2 LAURA ASHLEYのポーチ
3 展覧会のフライヤー、美術館で購入した一筆箋、ポストカード
4 ORBIS magazine
5 CELINEのお財布
6 ヘアクリップ
7 GIVENCHYの名刺入れ
8 ミナ ペルホネンのハンカチ
9 替えのマスク
10 社用iPhone SE
11 私用iPhone 11 Pro
12 メイクポーチ
高橋さんのバッグの中は、シンプルだけどおしゃれで、まるで美術展をひっくり返したような、不思議な世界観。モノトーンをベースに、ところどころ目を惹くアイテムはどれも女性らしい。
一番に目を惹いたのは、線が細く美しい絵画たち。
「美術館を巡るのが大好きで、気に入っている展覧会のポストカードや、これから行きたい美術展のフライヤーを持ち歩いています。ポストカードは本のしおりにすることもありますし、手前の一筆箋はお礼の手紙に使うことも」
女性らしい一筆箋を、付箋代わりに。もらった方も嬉しいし、書き込む自分もテンションが上がる。仕事で使うアイテムこそ自分が気に入ったものを使うことで、ちょっと疲れている時も自分の機嫌を調整できる。
▲(左上から時計回りに)『シームレスフィットクッションファンデーション』(22年9月22日から限定発売)、『ピュアセラムルージュ』レディセピア・ベイクドショコラ(22年8月23日発売開始)、『オルビス ディフェンセラ』ゆず風味、『オルビスユー エッセンスローション』【医薬部外品】ミニボトル(単品非売品)、『リンクルホワイト UV プロテクター』【医薬部外品】、『グロウスキンコンパクト』、『あぶらとり紙』、『フォートーンズスタイリングアイズ』ビターレッド
「ちょっとした空き時間に、オルビスの『ディフェンセラ』を飲みます。特定保健用食品として肌への機能表示が認められている、インナーケアアイテムです。私の友人からも評判が良くて、私も常に多めに持ち歩いています。学生時代の友人たちとお茶する時にプレゼントすると、ちょっとした人気者になれます」
インナーケアアイテムだけでなく、スキンケアアイテムやメイクアイテムも、自社ブランドのものを使っている高橋さん。オルビスで『自分らしい美しさ』について考えるようになったそうで、だからこそ気分を上げるお気に入りアイテムは持ち歩くけれど、化粧品関係の仕事をする人のイメージから考えると、メイクアイテムは少なめだ。
「コスメは自分に似合うものを使えればいいので、お直しアイテムは最低限でOK派です。それに、『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』はメイク直ししやすい環境も整っているから、ここに来る時はお直しコスメは持たなくても大丈夫。2階は個室のPOWDER ROOMも用意されていて、オルビスの豊富なメイクアイテムやコテ、なんとネイルポリッシュまでお試し頂けます! Wi-Fi環境も整っているので、1階のJUICE BARで購入したおいしいジュースを片手に仕事するのもおすすめです」
楽しそうに『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』を紹介してくれる高橋さんは、どんな風にオルビスのアイテムを使っているのだろうか。
「化粧品業界を志望したのは、人々の毎日を幸せにできるお仕事に興味があったから。しっかりお直しする時だけでなく、ちょっと気が向いた時に使いやすいのも、オルビス商品のいいところ。新商品の化粧水『オルビスユー エッセンスローション』をちょっと気になった場所に塗った後は、室内でも日焼け止めを塗り直します。使用感が良くて、メイクの最後のステップに使いたくなるような、ナチュラルな質感がお気に入り」
学生時代から、スキンケアもメイクも大好きだったという高橋さん。もちろんUVケアにもしっかり力を入れているという。縦型のバッグなら、ちょっと日傘を差したい時も、ちょっと日焼け止めを塗り直したい時も、必要なものをすぐに探し当てることができる。日焼け止めは出しやすさ重視の、コロンとしたデザインがかわいい。
「たとえほんの少しだとしても、陽の光の下に出る時は日傘を絶対に欠かしません。こういう小さな積み重ねが、後の自分の幸せに繋がっていくと考えています。UVケアの方法はいろいろあるので、良い方法を試行錯誤しています」
荷物が重くなっても自分の好きなものを持ち歩きたい、自分の心が上向く時間を大切にしたいと考えている高橋さん。
「化粧品は様々な人の努力の結晶で生まれています。研究技術ももちろん大切ですが、オルビスではお客様のお声に向き合ってものづくりに投影させています。社員の一人ひとりがお客様を大切に考える風土が好きで、私自身もお客様を想像しながら業務に向き合えることが本当に嬉しいです」
「私自身、創業時から変わらないオルビスの信念に惹かれたのも、入社の大きなきっかけでした。シワやシミをメイクで隠すのではなく、『その人本来の美しさを引き出す』のが、オルビスの考え方。歳を重ねることも、美しさが移り変わっていくことも、その人らしい美しさの一つです。美しさの多様性に気づかせてくれた、大切な場所です」
『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』で週末に行われるワークショップでは、パーソナルカラーに合わせたメイクレッスンなど、働く女性からも人気の高いイベントも開催されているそう。
「1階では簡単なスキンチェックを受けることができるので、私も1シーズンに1回は必ずチェックして、季節のスキンケアを変えるようにしています。自分らしくいるためには、自分を知ろうとすることも大切。でもそのやり方は人それぞれだから、『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』ではオルビスの気になる商品を実際に試したり、スキンケア方法を知ったりすることができます。また、ご自身でじっくり商品をご覧いただきたい方のために、店内のいたるところに工夫を施しています」
『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』でのPR施策やイベント企画などにも関わっているという高橋さん。
「『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』の2階は静かなので、自分を見つめ直すのにいい空間。常に、あえて時間を作って、考えをまとめる時間を取るようにしています。社員の女性には、大人の余裕があって、身も心も美しい先輩がたくさんいらっしゃいます。私も先輩たちと肩を並べられるように、いつも自分らしく前を向いていたいです」
背筋のしゃきっと伸びた彼女がいつも前向きなのは、自分の前を歩く美しい先輩たちがいるから。素敵な先輩に囲まれていても、比べて悲しんだりしない。常に自分らしくあろうとする高橋さんは「美しさの本質」を捉えているような、そんな気がした。
※この記事は2022年08月23日に公開されたものです