【第6話】グループ交際を夫婦関係にうまく活かす方法
恋愛ライターのミクニシオリさんが、ABEMAで放送中の結婚モキュメンタリー番組『私たち結婚しました 3』を毎週考察するコラムです。俳優の佐野岳×女優の島崎遥香ペアと、俳優・モデルの中田圭祐×女優の川島海荷ペアの2組の夫婦が期間限定の結婚生活を送る本番組。果たしてどのような結婚生活になるのか……!?
7月8日に配信となったわた婚3・第6話は、両夫婦が初めて顔を合わせる「おうちダブルデート回」。夫婦になると、実は重要になってくるグループ交際の仕方をモニタリングできた。2人きりでは見つからない、いいところを発見した夫婦もいれば、隣の夫婦と自分たちを比べちゃう夫婦も……?
グループ交際でおもしろ系男子の良さが活きた!
前回まで年下夫の中田くんになかなか「男性らしさ」を感じられず、中田くんからのボディタッチにも照れつつツンデレな対応を取っていたうみちゃんに、新しい風が吹いた。中田くんのお仕事現場に、うみちゃんが遊びに行く様子から始まった第6話。
メンズノンノ専属モデルとしても活躍する中田くんは、普段見せる表情とは違う大人っぽい仕草で撮影をこなし、後ろから眺めていたうみちゃんも思わずうっとり。職場が繋がっていない夫婦だと「いくら仕事ができても、自分の前でダメンズだったらダメンズです!」という意見も多いけど……真剣に働く姿って、どんな職業の人でも、家でだらっとしている様子と比べていいギャップがある。
実際、休憩中に交流した中田くんの後輩たちも、うみちゃんとは違って中田くんを「頼れるリーダー」として評価していた。自分の夫が職場の人に慕われているのを、嬉しく思わない人なんていない。それにある意味、たとえ家で短所が見えたとしても「自分だけが見ることができる特別な姿」のようにも思えてくる。たまには誰かと一緒に交流すると、忘れていた相手のすてきな部分がたくさん見えてくるのかもしれない。
(C)AbemaTV, Inc.
6話全体で感じたのは「中田くん、グループ交際の方がもっとキャラ活きる説」。その後のがくぱる夫婦のお宅訪問でも、おもしろおかしい発言や遊び心のあるいたずらで、場の空気を和ませていた。でも無理している感じもしないし、中田くんの好奇心がグループ交際だと「おもしろ行動で周りを明るくしてくれる人」としてすごくいい作用をもたらしていた。
心なしか、そんな中田くんにうみちゃんもギャップを感じていた様子。いつもは中田くんからのボディタッチすら照れくさそうにしちゃううみちゃん、今回は自分から触れにいくシーンも多かった。気持ち、めっちゃ分かる〜。もやっとしたことがある時は、ボディタッチも自分からしよう、とは思えなかったりする。でも「なんか、やるじゃん」という気づきがあった時って、急に触れたくなるよね。
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全体を通して、5話よりもさらにいい〜感じの2人。お買い物中も、ダブルデートからの帰り道も、自然と手をつないでいた。なんといっても、うみちゃんが自然に触れたいという気持ちになれたんだなというのが大きい。中田くんの素直なアプローチが、グループ交際で見えたギャップによって自然にうみちゃんに刺さったんだと思う。
帰り道、中田くんが自分から「おれは(結婚相手が)うみちゃんで良かったなって思ってる。うみちゃんは?」と素直に聞いていたのも好感が持てた。今のうみちゃんになら、素直な好意が刺さるはず! うみちゃんも「(私自身)そういう雰囲気にするのが苦手で、恥ずかしいが先に来てしまう。でも今日手をとってくれた時は、すごい嬉しかった」だって。す、素直になれてる〜!
前回「うみちゃんが素直になるためには精神的に中田くんに頼りがいを感じないとダメなのかも」と考察したけど、頼りがい以外のいい部分に、うみちゃんが気づけたのかもしれない。うみちゃんの言動に、中田くんへのいい意味でのリスペクトを感じるようになった。これはとってもいい空気〜!
友達っぽいけいうみ夫婦に影響を受けてしまうぱるる?
一方のがくぱる夫婦は、いちご狩りから1日がスタート。相変わらず安定感のあるマイペースなデートの後に、突然のけいうみ夫婦の訪問となった。
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人見知りでとは言いながらも、前回の子どもとの交流に続き、大人数でのデートにも難なく対応するぱるるに好印象の佐野くん。女子同士のキッチンもちゃんと盛り上がっていて、なんやかんやでぱるるの対応力の高さを感じた。キッチンに立つ妻同士で会話、というシチュエーションでも、ぱるるは佐野くんに愚痴らしい愚痴を持っていないように見えた。でも、ぽろりと出てきたのは「たまに会話に困っちゃう」という本音。
でも、2人でいる時は十分にコミュニケーションが取れているようにも見えるから、これは友達っぽさのあるけいうみ夫婦を見たからこそ感じた不安なのかもしれない。グループ交際って普段とは違う視点が持てるのがいいところだけど、時に他の夫婦と自分たちを、悪い意味で比べてしまう時もある。ぱるるは根がポジティブだから大丈夫そうだけど、自分たちの良さを忘れないように、なるべくいい部分の発見に役立てるのが、グループ交際のコツかもしれない。
その後、ラブミッションの『夫婦対抗ゲーム』に負けた2人。相手夫婦の前で「お姫様抱っこと膝枕」という、今までの2人にまさに足りていないボディタッチの多い罰ゲームを受けることになった。意外と恥ずかしがらずにやってはいたものの、茶化し気味のボディタッチ。でも人の前でいちゃいちゃするのって、自分たちは夫婦なんだっていう再認識にもなる。佐野くんはボディタッチに嬉しそうにしていたので、ぱるるが少しずつ、身体でのコミュニケーションにも慣れていけたらベストなのかも。
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けいうみ夫婦が帰った後、佐野くんから「もう一回だけ膝枕していい?」というお願いも。ダブルデートの後の、ふたりきりでいちゃいちゃする時間ってなんか特別な感じがしていいよね。身体がくっついていると、普段は言いづらいことも言えたりする。そういう時に、お互いが思っていることを柔らかく伝えられたらいいんだろうなと思う。
でも……今回は、ぱるるから“自分から質問して会話を広げるのが上手じゃない”ということを言い始めたのに、佐野くんが「もうちょっと(自分のこと)聞いてほしいなと思ったりも……」と言ったら、まさかの「愚痴じゃん、ケンカ売ってんの?(笑)」という冗談が飛び出す場面も。なんでやねん!(笑) と突っ込みつつ、まさかの夫婦ゲンカ勃発……?とドキッとした人も多いのではないだろうか。
円満な夫婦ゲンカの鉄則は、冷静であることだと思う。茶化して流すと話が終わってしまうし、カッとなってしまっても、相手を疲れさせてしまう。ぱるるの意外な冗談はもしかしたら、ノリツッコミし合うけいうみ夫婦に触発されたのかもしれない。お互いが思っていることを柔らかく、時には冗談を交えながら伝え合い、行動に移せる関係性が理想的だなと改めて感じた。
グループ交際で上手に2人の絆を深める
夫婦になると、独身の時とは違う人間関係ができてくる。パートナーの親友夫婦のような、絶妙な距離感の人々とグループ交際する機会も増えるだろう。グループ交際の上手さという意味では、筆者としては今回けいうみ夫婦がより理想的に見えた。
みんなの前では基本的に、おもしろおかしく場を盛り上げつつ、人目に触れるかどうかという場所でちょっぴりいちゃいちゃして、2人の絆を深める。夫婦同士だからいちゃいちゃしてても誰も文句は言わないと思うけど、されすぎるとちょっと暑苦しい……と考えると、距離感がベストすぎた。
グループ交際は、うまく使うと2人がより仲良くなるきっかけにもなる。相手夫婦とのグルーヴを楽しみながら、お互いのいいところを再認識するきっかけとして、上手に使おう。
第6話はこちらから
私たち結婚しました 3 第6話
(毎週金曜23時から最新エピソードを放送中)
https://abema.tv/video/episode/90-1678_s1_p6
第7話: https://abema.tv/channels/abema-special/slots/CSQy6WkNP35xTZ
7月15日(金)23時~ ※緊急拡大SP
第7話では、がくぱる夫婦がBBQで火を囲みながら本音を打ち明け合う。ぱるるの「がっくん」呼びが溢れて、思わず佐野君が胸キュン……? さらに、スタジオメンバーも騒然としたけいうみ夫婦の衝撃展開を余すことなくお届けするため、緊急拡大スペシャルとして放送。ぜひご期待ください。
佐野×島崎ペアInstagram:https://www.instagram.com/gaku.paru_watakon/
中田×川島ペアInstagram:https://www.instagram.com/kei.umi_watakon/
(ミクニシオリ)
※この記事は2022年07月15日に公開されたものです