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初期費用はいくら必要? 安定収入がない私でも投資をする方法

#投資ビギナー相談室

大竹のり子

「投資を始めたい」「将来のために貯金だけでいいのか不安」という女性に向けて初心者でも分かる投資に関する相談室を開講! マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」の投資初心者メンバーがFP大竹のり子先生に投資をいちから教えてもらいます。

今回のお悩み「投資を始める時は手元にいくら必要?」

wakana

いざ投資を始めようと思っても、いくらから始めたらいいのかさっぱり……。現在フリーで働いているのですが、私みたいな安定収入がない人でも投資はできるのか教えてください!

ばなお

生活費の3カ月分は手元に置いておく

投資にはリスクもありますので、お金を増やしたいからと言ってありったけのお金を全部投資に回す、というのはおすすめできません。

目安として生活費の3カ月分はまずは預貯金として手元に置いておく。いざという時の出費や生活のことを考えると、最低でもこのくらいは「いつでも引き出せる資金」として残しておけると安心です。

投資に回すのは、それを上回った分の一部。例えば、毎月の生活費が25万円なら、75〜80万円くらいは預貯金として残しておく。そのうえで、毎月5万円貯金しているなら、そのうちの2〜3万円を投資に回す、というようなイメージです。

投資にはいくらぐらいの資金が必要?

ただ最近は、証券会社によって、投資信託が月々100円から積立できたり、株が1株単位で購入できたりするところもあります。

ですから、投資を始めるのに多額の資金が必要というわけではありません。生活費の3カ月分の預貯金ができるまで時間がかかりそう、また、安定収入がないという場合は、お小遣いの範囲内で少額から始めるというのもよいと思います。

また、逆に預貯金が3カ月分を上回っているからといって、初心者の方がいきなり多額の金額を投資に回すのは危険です。慣れていないと投資先を誤ってしまったり、株価の変動に焦ってしまったりしますからね。

なので、最初のうちは少額から始めて徐々に感覚をつかんでいくといいでしょう。

今回のポイント

・生活費の3カ月分を預貯金として手元に置き、上回る額の一部を投資に回すと良い
・「少額投資」という手段もある
・初めから多額の金額を投資に回すのは避ける

wakana

安定収入が得られるまでは投資をやらない方がいいと思っていたけど、「少額投資」で少しずつ始めるのはいいかも! 私でもできそうです!

(監修:大竹のり子、文・編集:マイナビウーマン編集部)

※この記事は2022年05月04日に公開されたものです

大竹のり子

株式会社エフピーウーマン代表取締役
ファイナンシャルプランナー

出版社の編集者を経て、2005年4月に女性による、女性のためのお金のクリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、メディア出演など多方面で活躍している。『一番やさしく株がわかる』(西東社)、『マネーセンスを磨けば、夢は必ずかなう!』(東洋経済新報社)、『老後に破産しないお金の話』(成美堂出版)などお金の分野での著書は40冊以上に及ぶ。一般社団法人金融学習協会理事。

エフピーウーマン http://www.fpwoman.co.jp/
女性のためのマネー相談 http://www.fpwoman.co.jp/counseling.html
オフィシャルブログ『マネーセンス向上委員会』 http://ameblo.jp/fpwoman-ohtake/

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