コロナ禍に老後問題にいろいろ不安。FPに聞いた「自分が今すべき投資」
「投資を始めたい」「将来のために貯金だけでいいのか不安」という女性に向けて初心者でも分かる投資に関する相談室を開講！ マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」の投資初心者メンバーがFP大竹のり子先生に投資をいちから教えてもらいます。
今回のお悩み「今は何の投資をするべき？」
コロナ禍は、株を買うには狙い目と言われていたり反対に引き際とも言われていたりして今買うべきかをずっと迷っています……。また、私の周りでは積立投資の人気が高まっているように感じるのですが、私も今は積立投資に注力した方がいいのでしょうか？
わかな
自分の目的を考える
投資といっても「目の前にあるお金を増やして日々を楽しみたい」と、「老後の資金を貯めておきたい」では目的が変わりますよね。そのため、今始める投資を考える時は、自分の目的に合わせて投資の種類を使い分けるのがポイントです。
例えば、「老後の資金を貯めておきたい」という方であれば、今の相場が良くても悪くても毎月コツコツとiDeCoやつみたてNISAを活用して買っておくのがいいです。
反対に、「目の前にあるお金を増やして日々を楽しみたい」という目的であれば、波に乗らないと利益を得ることができません。なので、株式投資であれば、株価の動きを注視しながら「今だ！」という時に買う必要があります。
それぞれの目的によって配分は異なりますが、例えば「毎月5,000円で老後資金づくりのために投資信託を積立して、それとは別に貯蓄から5～10万円を株式投資に回す」などを目的にあわせて上手に運用してみてください。
狙い目は“外的要因によって下がっている時”
おすすめの買い時についてよく言われる格言として「麦わら帽子は冬に買え」というものがあります。つまりオフシーズンの時に安値で買い、注目が高まったタイミングで高値で売るということですね。
また、個別の株であっても、株価は株式市場全体の影響を受けます。いくら伸びている企業であっても日本の株式市場全体が大きく下がっている時には、一緒に下がってしまうことがほとんどです。
その企業の業績に悪い要素がないのに下がっているのは、コロナ・ショックの時のように外的要因に引きずられて安くなっているだけとも言えるので逆にチャンスかもしれません。タイミングが来たら上がる可能性が大きいので、チェックしておくといいですよ。
今回のポイント
・自分の目的に合わせて運用方法を使い分ける
・「老後の資金」が目的の場合は、相場に関係なくコツコツと積立をするのがおすすめ
・株は、外的要因によって下がっている時が狙い目
うまく使い分けるのがポイントなんですね！ 私も将来のことを考えて毎月の積立投資と、狙い目の株を探して株式投資にも少しチャレンジしてみます！
（監修：大竹のり子、文・編集：マイナビウーマン編集部）
※この記事は2022年08月31日に公開されたものです
