お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

投資は危険じゃないの? これからの時代「貯金だけではダメな理由」

#投資ビギナー相談室

大竹のり子

「投資を始めたい」「将来のために貯金だけでいいのか不安」という女性に向けて初心者でも分かる投資に関する相談室を開講! マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」の投資初心者メンバーがFP大竹のり子先生に投資をいちから教えてもらいます。

今回のお悩み「投資って何がいいの? 貯金だけではダメ?」

wakana

最近、私の周りでも投資を始める人が多いけど、損をするイメージがあるからやっぱり怖い……。それでも投資をする理由って? 投資のメリットについて詳しく知りたい!

ばなお

預貯金だけではダメな時代

バブル期真っただ中の頃は、金利が5%以上あったので、銀行に預けておくだけでもお金が増える時代でした。

でも今は残念ながら金利は1%にも満たず、預貯金だけでお金を増やすことはできません。むしろ手数料のかかるATMで出金をしていたらマイナスになることも。

それでも、お給料をたくさんもらえて、老後の年金も十分保証されているのであれば問題ないのですが、そうはいかないですよね……。

そこで、足りない分を少しでも埋めるために“投資”が役立ちます。

投資というと「難しそう」というイメージがある方も多いと思います。でも、分かりやすく言えば、貯金が「お金を眠らせておく」のに対して、投資は「お金に働いてもらう」ということ。

共働きは、ダブルインカムになるので経済的に余裕が生まれたり、安定感が増したりといった点が魅力ですが、考えようによっては「自分自身」と「自分のお金」がダブルで働けば自分一人でもダブルインカムを実現できます。

こうして、収入の入口を増やすことができるのが投資のメリットです。

もし病気や失業で自分のメインとなる収入源を失ってしまった時でも、投資による収入があると安心ですよね。もちろん最初は大きな額を得ることは難しいかもしれないですけれど、少しでも備えがあると安心感が違いますよね。

不安定な時代だからこそ投資は意味があるのだと思います。

投資のメリットとデメリット

でも投資には「元本が保証されない」というデメリットもあります。景気が悪くなるなど経済の変化によって値動きがあり、それによって投資元本を割り込んでしまうことがあります。

極端な話、「1円でも元本が減るのが嫌!」という人は、投資をしない方がいいかもしれません。

リスクはあるけれども、その分、お金が預貯金よりも大きく増えるかもしれない、というのが投資の魅力。仕組みはもちろん、こうしたリスクとリターンを分かったうえで始めることが大事です。

貯金と投資を使い分けるのがおすすめ

貯金と投資は、「どちらがよい」という話ではなく、それぞれのメリット、デメリットがあります。ですから両方を使い分けることで「いいところ取り」をするのがおすすめです。

日々の生活費はもちろん、1〜2年以内に使う予定のあるお金や、減ってしまうと絶対に困るお金は預貯金に預け、一方で老後の資金のような長期でコツコツと準備するお金は時間を味方につけて投資で増やす。そんなふうに使い分けるのがポイントと言えるかもしれません。

今回のポイント

・投資によって一人でもダブルインカムが可能に
・1円でも減るのが嫌な人には向いていない
・貯金と投資を上手に使い分けるのがおすすめ

wakana

投資はお金を持っている人が勉強してやるっていうイメージがあって、なかなか身近に感じることができなかったのですが、ダブルインカムを一人で実現できるっていう感覚はすごく新鮮で、イメージがしやすくなりました! 自分でもやってみようと思います。

(監修:大竹のり子、文・編集:マイナビウーマン編集部)

※この記事は2022年04月20日に公開されたものです

大竹のり子

株式会社エフピーウーマン代表取締役
ファイナンシャルプランナー

出版社の編集者を経て、2005年4月に女性による、女性のためのお金のクリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、メディア出演など多方面で活躍している。『一番やさしく株がわかる』(西東社)、『マネーセンスを磨けば、夢は必ずかなう!』(東洋経済新報社)、『老後に破産しないお金の話』(成美堂出版)などお金の分野での著書は40冊以上に及ぶ。一般社団法人金融学習協会理事。

エフピーウーマン http://www.fpwoman.co.jp/
女性のためのマネー相談 http://www.fpwoman.co.jp/counseling.html
オフィシャルブログ『マネーセンス向上委員会』 http://ameblo.jp/fpwoman-ohtake/

この著者の記事一覧 

SHARE