【難読】“なにちゃく”って読む? 「膠着」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「膠着」の読み方です。
“なにちゃく”って読むのが正しいの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「膠着」の読み方は?
「着」はよく使う漢字なので、“ちゃく”と読むと想像する人が多いと思います。しかし、「膠」はなかなか見慣れない漢字ですよね。二つを合わせて、なんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“こうちゃく”と読みます。
「膠着」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「膠着」の意味は以下のように解説されています。
こう‐ちゃく〔カウ‐〕【×膠着】
[名](スル)
1 粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと。
「今朝見た通りの餅が、今朝見た通りの色で椀の底に―して居る」〈漱石・吾輩は猫である〉2 ある状態が固定して、ほとんど動きがなくなること。「試合が―状態に入る」
くっついて離れないこと、という意味合いの言葉になります。よくスポーツニュースなどで、「一進一退の膠着状態が続き、なかなか得点が入りませんでしたが~」なんて言っているのを聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「膠着」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「膠」は、にかわという動物の皮や骨などを煮つめて作った接着剤のことを表す漢字なので、それを知っていたら意味もわかったかもしれませんね。
おそらく漢字はわからなくても、一度は聞いたことがある言葉だったのではないでしょうか。耳にする機会は多いと思うので、漢字もしっかり読めるようにしたいですね。
(ななしまもえ)
※この記事は2022年04月14日に公開されたものです