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「泣きたい」と思うのはなぜ? 泣くメリットと泣きたい時の対処法3つ

大塚統子(心理カウンセラー)

泣きたい時に泣いた方が良い理由

泣くことに抵抗があったり、悪いイメージを持っていたりする人も少なくないでしょう。

しかし、泣きたくなるのは心が弱いからではありません。人の自然な反応です。また、泣くことにはメリットもあります。

ここからは、泣いた方が良い理由を紹介します。

(1)感情を解放できるから

泣くことは、自分の本当の気持ちに気づいて、感情を解放する方法の1つです。

泣きたいのに泣くのを我慢するのは、「こんなふうに感じてはいけない」と自分の気持ちを封印するようなもの。それでは苦しくなってしまうでしょう。

時には泣いて、自分の気持ちを大切にしてあげてくださいね。

(2)スッキリするから

泣いたらスッキリしたり、冷静になれたりすることがあるでしょう。

感情が高ぶって泣く情動の涙には、以下のような役割があるという説も存在します。

・ストレスホルモンを体外に排出する

・鎮静作用のあるホルモンを増加させて苦痛を緩和する

こういった涙の作用も、泣いたらスッキリする理由の1つだと考えられます。

(3)リラックスできるから

自律神経には、緊張している時や恐怖を感じている時に優位となる交感神経と、リラックスしている時に優位となる副交感神経があります。

交感神経が優位になっている時に泣くことで、自律神経のバランスが副交感神経優位な状態に切り替わり、リラックスできるという説もあります。

こういった作用もあり、気持ちが張り詰めている時に泣くと、緊張を緩めることができるのだと考えられます。

次ページ:思いっきり泣いてストレスを解消する方法3つ

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