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「泣きたい」と思うのはなぜ? 泣くメリットと泣きたい時の対処法3つ

大塚統子(心理カウンセラー)

思いっきり泣いてストレスを解消する方法3つ

思いっきり泣くには、まず「泣いても大丈夫」と思える安全な場所を確保しましょう。例えば、誰にも遠慮しないで泣ける場所や味方になってくれる人たちがいる場所など。

その上で、次の方法を試してみてください。

(1)愛された記憶を思い出す

思いっきり泣きたい時は、自分を大切にしてくれた人のことを思い出してみましょう。

あなたに優しい言葉を掛けてくれた人、応援してくれた人、困った時に助けてくれた人、黙ってそばにいてくれた人、褒めてくれた人は誰でしょうか。

その人が、どんな時・どんなふうにあなたと関わってくれたのか思い出してみてください。

誰かから愛された記憶を思い出すと、温かい気持ちを感じるとともに、涙があふれてくるかもしれません。

(2)泣ける作品に触れる

映画やマンガ、音楽などの泣ける作品に触れるのも、思いっきり泣く方法の1つです。

映画やマンガの登場人物と自分を重ねて共感したり、作品中のセリフに心を揺さぶられたり、悲劇に号泣したり、ハッピーエンドに感動したり、登場人物たちの絆に心を打たれたり……。

あるいは、過去の悲しい出来事を思い出すような曲、勇気を与えてくれる曲、愛を感じさせてくれる曲を聞くのも良いでしょう。

そうすることで、作品に励まされて胸が熱くなったり、今感じている悲しみが増幅されたりして、泣きやすくなるかもしれません。

(3)信頼できる人に話を聞いてもらう

思いっきり泣くには、否定することなく話を聞いてくれる人に自分の気持ちを話してみるという方法もあります。

話を聞いてもらう相手としては、「泣いて良いよ」と言ってくれる友達や全部を受けとめてくれる家族、カウンセラーなどが考えられます。

本当の気持ちを話していくうちに、安心して自然と泣けてくるでしょう。

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