倦怠期の意味とは? 原因と別れを回避する乗り越え方を解説
「倦怠期」の意味をご存じですか? 「倦怠期なんて意味わからん!」という方も「これがいわゆる”倦怠期”……?」と悩んでいる方も。まずは辞書で簡単に言葉の意味をおさらいしてみましょう。併せて、倦怠期カップルの特徴をご紹介します。
恋愛の話題になるとよく出る「倦怠期」という言葉、正しい読み方や意味を知っていますか?
倦怠期はどのカップルにも起こり得るため、どんな状態を指す言葉なのかを理解しておきたいところ。
今回は「倦怠期」の意味や読み方、類義語・対義語などを解説します。
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倦怠期って何? 倦怠期カップルの特徴と原因・乗り越え方を解説
倦怠期の正しい読み方
倦怠期の読み方は「けんたいき」です。
「倦怠」を漢字一文字ずつに分解すると、さらにイメージをつかみやすいでしょう。
「倦」の読み方は「ケン・あきる・うむ・あぐむ・あぐねる」などで、うんざりすることや飽きて嫌になることを表しています。
「怠」の読み方は「タイ・おこたる・なまける」で、すべきことをしない様子を表す漢字です。または、気持ちが緩んでしまっている状態を指す漢字でもあります。
倦怠期の意味
倦怠とは、何かに対して飽きが生じ、嫌になる状態を指します。
恋愛における「倦怠期」の意味とは?
恋愛面における「倦怠期」の意味は、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて新鮮味がなくなり、相手に飽きてしまう期間のことです。
辞書の意味も踏まえた上で、恋愛における倦怠期とは何か、詳しく見ていきましょう。
けんたいき【倦怠期】
(主に夫婦の間で)互いにあきていやになる時期。
(『大辞林 第四版』三省堂)
主に夫婦に対して使うと説明されているものの、倦怠期はカップルに対してもよく使われる言葉です。
このように恋愛における使い方が一般的ですが、仕事や友達関係など、恋愛以外の場面でも使われることがあるので、覚えておくと良いでしょう。
倦怠期になりやすい時期とは?
倦怠期はある程度長い時間をかけて付き合ってきたカップルに起こりやすい現象といえるでしょう。相手が何を言うのか、どんな行動を取るのかに慣れた頃に起こるため、付き合って日が浅いうちに倦怠期になることはありません。
具体的な期間でいうと、倦怠期になりやすいのは付き合って3カ月頃とされています。カップルになってから3カ月が経つ頃は、相手に対する好きという気持ちが落ち着き始め、関係性が安定してくる時期でしょう。
また、少しずつ相手のことが分かるにつれて、今まで見えなかった嫌な部分が目につきやすくなる時期でもあります。好きな部分以外にも目が向いてしまい、好意が薄れるきっかけとなって倦怠期に陥りやすくなるのでしょう。
ただし、付き合って3カ月を迎えたからといって、必ずしも倦怠期になるわけではありません。反対に、付き合ってから半年後や1年後、あるいは3〜4年と長く付き合っている場合でも倦怠期になる可能性はあります。
また倦怠期とは、もともと仲良く過ごしていたカップルが陥るものであるため、すでに仲が悪い状態から倦怠期が始まることはありません。
倦怠期が訪れやすい時期はいつか、さらに詳しく解説しています。
倦怠期がこないカップルもいる?
「倦怠期なんて意味わからん!」というラブラブ期まっただ中な人にとっては、自分たちに倦怠期がやってくることなんて想像もつかないですよね。
しかし、恋愛のもとになる脳内物質は「半年~3年」で薄れるようにできているといわれており、そうした構造上は倦怠期を避けることが難しいのだそうです。
しかしまれに、倦怠期がないカップルや夫婦も存在する様子。気持ちをきちんと言葉で伝え合っていたり、公の場でもラブラブな雰囲気を隠さなかったりするカップルは、倦怠期に陥らない可能性もあるでしょう。
倦怠期がないカップルに共通する特徴を、恋愛コラムニストのおおしまりえさんが紹介します。
彼氏だけ、彼女だけが倦怠期になることもある?
倦怠期は、彼氏や彼女のどちらか一方だけに訪れる場合もあります。相手からの返事が上の空になったり、LINEの返信頻度や文章量が減ったりする場合、どちらか一方だけが倦怠期になっているのかもしれません。
どちらか一方だけが倦怠期になると、自分は好きなのに気持ちが一方通行に感じてつらいですよね。
片方だけが倦怠期になってしまった場合、早めに対策をしないと別れや浮気につながってしまう可能性も。話し合いの時間を設ける、初めての場所に行くなど、倦怠期を乗り越える対処法を試してみましょう。
彼氏だけが倦怠期になってしまった時の対処法をご紹介します。
彼女だけが倦怠期になる原因と対処法をご紹介します。
倦怠期の類義語は「マンネリ化」
倦怠期に似ている言葉は「マンネリ化」です。
マンネリとはもともと、型にはまって新鮮味に欠けることを表す「mannerism(マンネリズム)」の略語です。
マンネリ化は、何かが当たり前のようになってしまったことや、変化がないことを表す際に使われます。
恋愛における「マンネリ化した」とは、相手に対してときめきを感じにくくなった状態のこと。主に倦怠期と同じような状態で、マンネリ化が進行すると最終的には相手と過ごすことに飽きるケースもあります。
マンネリしやすい時期や、マンネリ化したカップルの特徴を詳しくご紹介します。
「停滞期」との違い
倦怠期と似た言葉に「停滞期」もあります。これは主にヘルスケア領域で使われる言葉で、ダイエット中に何をやっても体重が減らなくなる時期のことを指します。
そのため「倦怠期」と響きは似ていますが、使い方は大きく異なるので注意しておきましょう。
倦怠期の対義語は「蜜月」
「蜜月(みつげつ)」は、倦怠期と反対の意味を持つ言葉です。
蜜月には主に2つの意味があります。1つ目は「結婚した月や結婚して間もない時期のこと」、2つ目は「親密な状態であること」です。
特に2つ目の恋愛における意味は、倦怠期と正反対の状態で、蜜のように甘い時間を過ごしている様子を表しています。
▶次のページでは、実際に倦怠期を迎えたカップルや夫婦の特徴をいくつかご紹介します。