「キャッチー」の意味は? 類語や対義語、使い方を解説(例文つき)
「キャッチー」の対義語(例文つき)
次に、「キャッチー」の対義語を紹介します。
「目立たない」
「キャッチー」は「引きつける」という意味なので、その反対は直訳すれば「引きつけられない。印象的でない」ということになります。つまり「目立たない」わけです。
主に、視覚的な魅力がないというニュアンスになるので、色やデザイン、服装などが「目立たない」というふうに使えます。
例文
・今度の化粧箱は全然目立たないと思います。キャッチーなところが、1つもないじゃありませんか。
「パッとしない」
「冴えない。目立たない」という意味です。キャッチーと正反対のニュアンスです。
何かの仕上がりを検討したり、評価したりする時に使います。
例文
・全体としてはきれいなメロディーだし、どこがどう悪いわけではないけど、いまいちパッとしないんだよね。
「素通りする」
キャッチセールスという言葉があるように、「キャッチー」とは「心がつかまれて、立ち止まる」のと同じです。
その反対に「素通りする」ということは、キャッチーな要素が1つもない、というニュアンスです。
例文
・この表紙だと少しも目立たないので、お客さまが素通りしてしまうのではと心配です。
「キャッチー」は成長過程にある言葉
言葉は日々生まれ、中には消えていくものもあります。
生まれたばかりの言葉は、初めは限定的な範囲で使われていますが、徐々に周囲に広がりながら成長し、やがて市民権を得ます。
「キャッチー」はその意味では、まだ万人向けの言葉とはいえないかもしれませんが、感覚的に分かりやすく、比較的通じやすいといえるでしょう。
さらに広い範囲で使われる言葉になっていく可能性はありそうですね。
(前田めぐる)
※画像はイメージです
※この記事は2021年10月21日に公開されたものです