上弦の月とは? 由来や下弦の月との見分け方を分かりやすく解説
上弦の月と下弦の月の見分け方
月の見え方や月が見える時間帯、月の沈み方を理解すれば、上弦の月と下弦の月を簡単に見分けられます。
それぞれを判断するポイントについて詳しく見ていきましょう。
(1)半月の見え方
上弦の月と下弦の月はどちらも半月であるため、見分けるのが難しいかもしれません。簡単に見分けるポイントは、月のどちら側が欠けているかどうかです。
上弦の月は月の左半分が欠けており、右半分が光って見えます。
反対に、下弦の月は月の右半分が欠けた状態で、左半分が光って見えます。
(2)見える時間帯
上弦の月と下弦の月は見える時間帯が異なるため、いつ見えるかどうかも見分けるポイントの1つです。
上弦の月が見え始めるのは、昼頃の東の空です。夕方頃には南中(天体が真南の方角を通り過ぎること)し、真夜中に西の空から沈みます。
反対に、下弦の月のスタート地点は真夜中の東の空です。明け方頃に南中し、昼頃に西の空から沈みます。
(3)沈む時の弦の位置
月の沈み方を観察し、弦に見える部分が上にあるか下にあるかどうかに注目すれば、上弦の月と下弦の月を見分けられます。
西に沈む時、上弦の月は欠けている部分が上に位置し、半円側が下にある状態で沈みます。
下弦の月は欠けている部分が下となり、半円側が上にある状態で沈むのが特徴です。