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上弦の月とは? 由来や下弦の月との見分け方を解説

山本茉莉

月にまつわる基礎知識

月は地球から約38万km先に位置する、人類が足を踏み入れた唯一の天体でもあります。

月は神秘的な存在ですが、さまざまな研究の末に明らかになっていることもたくさんあります。ここでは、月の基本的な知識をおさらいしておきましょう。

月と地球の違い

大きさや質量、重力など、月と地球にはさまざまな違いがあります。月の大きさは地球のおよそ4分の1で、質量はおよそ81分の1。重力は6分の1程度であるため、月では地球よりも身軽になり、高く飛び跳ねることが可能です。

月には大気がないため、昼と夜の温度差が大きく異なるのも特徴です。昼は最高で110℃、夜は最低で−170℃となり、同じ日でも200℃の差があります。

月の引力と潮の満ち引きの関係

1日につき2回、海の高さが高くなったり低くなったりする現象を「潮の満ち引き」といいます。潮の満ち引きは、月の引力の影響を受けて発生するものです。

また、潮の満ち引きの大きさには月と太陽が関係しており、太陽と月による満潮が重なると大潮が起こります。

月と太陰暦の関係

太陰暦は、月の満ち欠けを基準にする暦法のことです。省略して「陰暦」と呼ぶこともあります。

太陰暦では、1年の日数は354日とカウントされます。現在太陰暦に従っているのはイスラム暦のみです。

▶次のページでは、月の満ち欠けによる名前の種類を解説します。

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