「ヲチ」とはどういう意味? 語源や注意点まで徹底解説
「ヲチ」を使った関連語の紹介
SNSやネット掲示板では、「ヲチ」を使ったネット用語が頻繁に登場します。ここでは、中でも使われることの多い、4つの関連語を紹介していきます。
ヲチスレ
「ヲチスレ」とは、「ヲチ」と「スレッド」の2つの単語を組み合わせた言葉。とある人物や物事を監視の対象にし、議論し合うために設けられたネット掲示板のスレッドを指します。
以前は、政治家や芸能人などの著名人が対象となる場合が多かったようですが、最近ではYouTuberなど、ネット上で有名な人に関する「ヲチスレ」も増えてきています。
ヲチ案件
「ヲチ案件」とは、これからどうなって行くのか、今後の展開を観察、監視したくなるような話題のことを指します。テレビやネットで有名な人の問題行動、スキャンダルなどを対象に、「ヲチ案件」として取り上げられることが多いようです。
ヲチャ・ヲチャー
「ヲチャ」とは、「ヲチ」をする人のこと。とある人物、団体、物事を監視する人、監視してSNSやネット掲示板で議論する人のことを指します。語源は英語の「Watcher」で、「ヲチャー」と表記される場合もあります。
弗(ドル)
「弗(ドル)」とは、「ヲチ」行為をされる対象の人物を指します。「アイドル」という言葉が語源です。
ヲチする側の人を「ヲチャ」もしくは「ヲチャー」、ヲチられる側の人を「ドル」というように、セットで覚えておくと良いでしょう。
ちなみにネットでは、監視の対象である人、つまり「弗(ドル)」の行動を「踊る」といいます。痛々しい、面白おかしいと相手を蔑むニュアンスが含まれている言葉なので、安易に使わない方が無難です。
マナーとモラルを守ることが大切
ネット用語には、気持ちを明確に伝えられる表現や、会話に面白みが出る表現など、便利な言葉がたくさんあります。しかし一方で、使い方に気をつけなければならない、ネガティブな意味の言葉も多数存在します。
今回の「ヲチ」もそのうちの1つで、使い方には十分注意が必要です。たとえ悪気がなく、ネタとして発言したとしても、相手を傷つけてしまうことがあります。
大きなトラブルへと発展する可能性もあるので、ネット用語を使ってコミュニケーションを取る場合は、マナーとモラルを守ることが大切です。
(上色ゆるり)
※画像はイメージです
※この記事は2021年08月27日に公開されたものです