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「取り計らう」は上司に使ってOK? 意味と正しい使い方

どいまちこ

「取り計らう」の使い方と例文

「取り計らう」は、覚えておくと便利な言葉。しかし、使い方を間違えると、恥ずかしい思いをすることも。

そこで、さまざまな状況に応じた「取り計らう」の使い方や例文を紹介します。

感謝やお礼を伝える

相手がこちらの依頼に対して、配慮や調整などで答えてくれた場合には、心からの感謝を伝えたいと考えます。

相手の行動に対する感謝を伝えたい時は、「お取り計らい」と表現し、添えると良いでしょう。

例文

・専務のお取り計らいがなければ、この企画は通りませんでした。

・○○の件でお取り計らいいただきまして、心から感謝しております。おかげさまで、有意義な1日を過ごすことができました。

依頼やお願いをする

相手へ対応や配慮、調整をお願いしたい時にも、用いられます。

例文

・先日お問い合わせを頂きました○○ファイルを送付いたしました。お取り計ら
い頂きますようお願い申し上げます。

・○○書を添付いたしました。ご査収のほど、お取り計らいくださいますようお願い申し上げます。

「取り計らう」を使う際の注意点

「取り計らう」という言葉は、使用上の注意点がいくつかあります。使い方と共に、こちらも押さえておきましょう。

(1)目上の人へ使う時の注意点

文法として間違えているわけではありませんが、目上の人へに対する自分の行動を「取り計らう」と表現することはあまり適しません。

目上の人から指示をされ、返事をする時に「こちらで取り計らいます」と言うと、「こちらでいいようにやります」と返答しているニュアンスになります。

誤りではありませんが、「偉そう」とか「高飛車」などの印象を相手が受ける可能性があるため、注意をしてください。

(2)些細な事柄には適さない表現

「30分程度、時間を確保してほしい」「折り返しのメールが欲しい」などの、些細な事柄について「取り計らう」という表現を使うと、少し堅苦しい印象に。そういった場合には、他の言葉に言い換えて表現しましょう。

次ページ:言い換え表現の使い方と例文

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