エクセルで印刷範囲を設定する方法は? A4ぴったりに収める&プレビューの確認方法
こんな時どうする? トラブルの対処法を紹介
参考にした資料の通りに作成したのに、なぜか印刷範囲がうまく指定できない、ということもありますよね。
そこでここからは、トラブルへの対処法をいくつか紹介します。
印刷範囲を変更できない
印刷範囲をうまく変更できない場合、エクセルのソフトウェアの設定が原因である可能性があります。
そこで、対処するために確認しておくべき項目を紹介します。
(1)画面上部にある「Excel」のタブをクリックし、「環境設定」を選択します。
(2)「編集」のアイコンをダブルクリックで選択します。
(3)「フィルハンドルとセルのドラッグアンドドロップを使用できるようにする」にチェックが入っているかを確認します。入っていない場合は、チェックを入れます。
Windowsの場合は、「ファイル」⇒「オプション」⇒「詳細設定」⇒「編集オプション」直下の「フィルハンドルとセルのドラッグアンドドロップを使用する」にチェックを入れます。
以上で完了です。
印刷範囲が勝手に変わる
印刷範囲が勝手に変わってしまう原因の1つとして、使用しているフォントが接続しているプリンターに対応されていないことが挙げられます。
このような時はまず、「ctrlキー」と「A」、または「commandキー」と「A」を押して、セルを全選択します。
次に、「ホーム」タブにある「フォント」を「MS P ゴシック」に変更します。この状態で印刷を試してみましょう。
印刷範囲設定後のデータが見切れている
印刷範囲を設定した後に、データが見切れた場合の対処法を紹介します。印刷範囲が分かりやすいよう、「改ページプレビュー」機能を使って解説していきます。
(1)画面上部にある「ファイル」をクリックし、「プリント」を選択します。
(2)「拡大縮小印刷:」という項目にチェックを入れます。すると、印刷範囲の全てが1ページに収まった状態で、プレビューに表示されます。
Windowsの場合は、「ファイル」⇒「印刷」⇒「シートを1ページに印刷」を選択します。
(3)「キャンセル」をクリックすると、印刷する範囲がまとめらます。選択範囲にうっすらと「1ページ」と表示され、「2ページ」の表示が消えていれば成功です。
エクセルを使いこなして作業効率を上げよう
印刷範囲を設定する方法を覚えておくと、エクセルを使った資料作成の作業スピードを上げることにつながります。
たとえ「この部分だけ印刷してほしい」と急に指示を受けたとしても、焦ることなくスマートに対応できるでしょう。
効率良く作業できれば、自分自身への負担が減るのはもちろん、周りからも信頼してもらえるはず。ぜひやり方をマスターしてみてくださいね。
(上色ゆるり)
※画像はイメージです
※この記事は2021年07月28日に公開されたものです