「先だって」が表す2つの意味とは? 正しい読み方を解説
「先だって」の正しい使い方(例文つき)
「先だって」の意味は前述の通り、過去のことを表す「先日」と、ある事柄の前に何かを行うことを表す「前もって」といった意味があります。
それぞれの使い方について、具体的な例文を紹介します。
「先日」の意味での使い方
「先日」という意味で利用する場合、過去のことを表すため「先だって(先日)はお世話になりました」と過去形の文章になることが一般的です。
「先だって(先日)はお世話になります」というような使い方は不自然になるので注意しましょう。
例文
・先だっての件では、大変お世話になりました。
・先だっては弊社の○○が大変ご迷惑をお掛けしました。
・先だってはお忙しい中お越しくださいましてありがとうございました。
・先だっての件で質問させていただきたいことがございます。
「前もって」の意味での使い方
「前もって」という意味で使う場合は、「○○(事柄)に先だって」のように「先だって」の前に事柄を置くと自然な言い回しになります。
例文
・会議に先だって、資料を作ってくれますか?
・遅刻しないように、先だって出発時刻を決めておきましょう。
・先だって用意しておいた道具は役に立たなかった。
・来週の本番に先だって、予行練習を行いましょう。
・来月の映画公開に先だって、試写会が開かれます。