「おこがましい」の意味は? ビジネスでの使い方をわかりやすく解説
「おこがましい」の類語は?
言葉の意味をより深く理解したり使い方を把握したりするためには、類語を知ることが効果的です。
「おこがましい」にも似た類語がいくつかあるので、それぞれの意味や「おこがましい」との違いなどを確認しておきましょう。
「身の程知らず」
「身の程知らず」は、「自分の身分や能力をわきまえずにでしゃばった行動をする人」を指す言葉です。
「おこがましい」にも「身の程を知らない」という意味があるため混同されがちですが、「身の程知らず」には謙虚なニュアンスが含まれていません。
また、「おこがましい」は人に対しては使いにくい言葉ですが、「身の程知らず」は第三者の性格や態度を表す時にも頻繁に使われる表現です。
例えば、「彼は身の程知らずだ」などというように使用することができるので、「おこがましい」との違いを把握しておきましょう。
「厚かましい」
「厚かましいお願いではありますが」などのフレーズでよく聞く「厚かましい」という言葉。
「おこがましい」と似ているように感じる人は多いですが、「厚かましい」は「図々しく行動や態度に慎みがない」という意味であり、「おこがましい」のように目上の人に配慮するようなニュアンスはありません。
また、「あの人は厚かましい人だ」のように相手を悪く言う時に使う点や、上下関係を気にせず使えるという点も「おこがましい」とは異なっている部分です。
意味や使い方を理解して正確に使おう
ビジネスシーンにおいてよく聞く「おこがましい」という言葉。
目上の人とやりとりをする際にクッション言葉として使われる表現ですが、意味や使い方がよく分かっていない人もいるでしょう。
しかし、「おこがましい」の意味や場面に応じた使い方を一度理解してしまえば、正しく使いこなすことはそこまで難しくありません。
使用上の注意点や類語との違いなども押さえておき、上司や取引先などの前で自信を持って使えるようになりましょう。
(Sai)
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※この記事は2021年07月19日に公開されたものです