「おこがましい」の意味は? ビジネスでの使い方をわかりやすく解説
「おこがましい」を使う上での注意点
周囲の人とのやりとりを円滑に進める効果がある「おこがましい」という言葉。
しかし、使う相手や状況を間違えると悪い印象を持たれる可能性があるため、注意点はしっかりと押さえておく必要があります。
ここからは、「おこがましい」を使う上で覚えておきたいポイントを解説します。
自分の立場が上の場合は安易に使わない
「おこがましい」は、基本的に謙遜の意味を込めて使う言葉です。
そのため、自分の方が明らかに相手より立場や年齢が上なのに使ってしまうと、状況によっては嫌みっぽく聞こえることがあります。
例えば、上司が部下に対して「私が言うのもおこがましいけど、朝はもう少し早く出社するべきじゃない?」などというと、皮肉を込めた表現のように取られてしまうでしょう。
この場合はまわりくどい言い方はせず、「朝はもう少し早く出社してね」とストレートに伝えた方が無難です。
相手が使った場合は否定の相づちを入れる
相手が「おこがましい」を使った場合、その返答には十分注意をする必要があります。
例えば、「私が言うのもおこがましいのですが」と言われて安易にうなずいてしまうと、「相手がおこがましい人であることを認めている」と取られてしまいます。
この場合は「いえいえ」とか「そんなことはないです」などの否定の相づちを入れる方が無難なため、必ず覚えておくようにしましょう。