内省とは? 反省との違い&内省的な人になる方法を解説
内省できない人の特徴
では、内省が苦手・できない人にはどんな特徴があるのでしょうか。考えられる特徴を3つ紹介します。
(1)過去の失敗を気にしない人
「何とかなるでしょ」と気楽に進むタイプの人は一見するとポジティブに思えるのですが、過去の失敗を振り返らないため、学びの機会を失ってしまうことがあります。
楽観的な性格であることで、同じ間違いを繰り返してしまう場合があるのです。
(2)「自分はかわいそう」と思いがちな人
うまくいかない時に他人を責めたり、「自分はかわいそうだ」とあわれんだりするだけで終わってしまうと事態が改善していきません。
心のどこかで、「自分を変えたくない」「このままが良い」と思っている人は内省ができないのです。
「自分がかわいそう」と感じる心理と克服法を解説しています。
(3)自分を正当化する人
自分の弱いところや間違っている部分を認められない人は、「自分は悪くない!」という考えにこだわりすぎる傾向にあります。
客観的に物事を捉えられなくなり、結果として内省するチャンスを失ってしまうでしょう。
どんな人が内省すべき?
では、どんな人が内省を行うべきなのでしょうか? 自分が以下の傾向に当てはまると感じた場合、内省する努力を行った方が良いかもしれません。
(1)自分らしさが分からない人
自分の価値観は何か、何に幸せを感じるのかが分からない人は、内省をすることで自分を知るきっかけになるかもしれません。
自分らしさが分からなくて悩んでいる人は、内省を行ってみましょう。
自分らしさがわからない人に向けて、専門家が解決策を解説しています。
(2)人の気持ちに共感できない人
人間関係でつまずいている人や、周りの気持ちに共感できない人は、内省を行ってみるのがおすすめ。
内省することで自己理解が進み、それによって想像力と受容力が養われるでしょう。
(3)物事がうまくいっていない人
成果が出ずに迷走してしまう時期は誰にでもあります。
そんなふうにうまくいっていない時は、内省をして今までの自分を振り返るのには良い時期です。きっとさまざまな気づきが得られるでしょう。
内省は繰り返し行うことが大切
自分を深堀りする内省は、正解がないために難しい概念です。1回取り組んだだけでは、「これで良いのかな?」と疑問に思ってしまうこともあると思います。
とはいえ、内省は繰り返し行うことで、自分を深く理解でき、他者理解にもつながるメリットがあります。
ビジネスシーンにおいても主体的に取り組める人材を育成できるようになります。ぜひ内省に根気良く取り組んでいきたいですね。
(高見綾)
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※画像はイメージです
※この記事は2021年06月30日に公開されたものです