「鑑みる」の意味は? 使い方と例文・類語との違い
「鑑みる」の使い方【例文付】
日常生活ではあまり使わないものの、ビジネスシーンではよく見聞きする「鑑みる」という言葉。
具体的にどのような場面で使うのかが分からなかったり、誤用して使ったりしている人も多いため、正確な使い方をしっかり確認しておいた方が良いでしょう。
ここからは、「鑑みる」の正しい使い方を、場面別に例文つきで詳しく解説していきます。
会議や商談中などに使う場合
ミーティングや商談などでは先例や規範に照らし合わせて物事を判断することがよくあり、「鑑みる」を使う機会は比較的多いでしょう。ビジネスにおいて先例となる対象は、過去の施策や売上、失敗などが挙げられます。
まずは、会議や商談中などに「鑑みる」を使う場合の例文を紹介します。
例文
・前例に鑑みると、今回のプロジェクトは根本的に見直さなければいけない。
・昨年の売り上げに鑑みて、広告費の予算を大幅に引き上げることにした。
・昨今の経済状況に鑑みると、新しい施策を打ち出した方が良いだろう。
・御社の前年度実績に鑑みて、計画を大幅に修正することにいたしました。
社会情勢や市場動向を話す際に使う場合
「鑑みる」は、社会情勢や市場動向などについて話す場合にもよく使う表現でもあります。このようなテーマを会話する際の例文を確認しておきましょう。
例文
・昨年の動きに鑑みると、今年の株価は恐らく上がるだろう。
・戦後の社会や経済状況に鑑みると、絶えず市場から求められているものがはっきり分かる。
・前回の失敗に鑑みて、かなり余裕を持って試験対策をすることにした。
・他社の福利厚生への取り組みに鑑みると、我が社の制度はやや改善の余地があるように思う。