アンバサダー(ambassador)とは何? 意味やアンバサダーマーケティングについて解説
インフルエンサーとアンバサダーの違い
SNSを活用したマーケティングには、アンバサダー・マーケティング以外にも、インフルエンサー・マーケティングがあります。
インフルエンサー(influencer)とは、「影響力を与える人」という意味を持つ英語です。
一般的にはFacebookやInstagram、YouTubeなどのSNSなどで多数のフォロワーがいる人を指します。特にInstagramを中心に活躍している人が多いのも特徴です。
一方、アンバサダーは、有名人かどうかは無関係に、ブランドのファン代表として企業と契約し、商品の感想や使用感などをSNSなどで定期的に投稿する人を指しています。
アンバサダーを活用して成長する企業も
ブランドと消費者をつなぐアンバサダーは、消費者の希望を伝えて商品開発にも関わるようになっています。日本ケロッグではアンバサダー・プログラムを実施した結果、対象商品の売上が前年比で25%の伸びを見せています。
消費者視点を商品開発やマーケティングに組み込むために、今後もアンバサダーの活用が行われていくでしょう。
ブランドと消費者をつなぐ新しい「アンバサダー」の意味
本記事ではアンバサダーが「大使」という意味であることを紹介しました。さらに、今日私たちが耳にする機会の増えたアンバサダーは、企業に依頼され、商品を消費者の視点から紹介する人を指していることも見てきました。
SNSが進化したことで、商品やブランドの情報を発信するのは企業だけではなくなり、消費者の視点からも発信されるようになりました。
それを受けてブランドの側も、消費者のクチコミやSNSへの投稿をマーケティングや商品開発に活用するようになったのです。
大使の役割が国と国をつなぐことにあるように、新しく意味の広がったアンバサダーもブランドと消費者をつなぐ人々であることが分かります。
皆さんもお気に入りのブランドがアンバサダーを募集していれば、そのブランドの魅力を大勢の人に知らせるお手伝いをしてはいかがですか?
(小坂井さと子)
※画像はイメージです
※この記事は2021年05月21日に公開されたものです