あなたのインスタグラムがマーケティング会社にチェックされているかも
週末に出かけた先で撮った写真は、あなたが思っている以上に価値のあるデータになっているかもしれません。
あなたがどこにいるか?手に何を持っているか?嬉しそうか、悲しそうか?何を着ているか?など、これらの情報は全て、広告主が消費者に向けてマーケティング活動をする時に役立ちます。
そこで、新しいデジタルマーケティングの会社が、消費者の傾向や実態を探るため、写真共有サイトに投稿された写真の分析を始めています。
【購買動向を調査されている!? 「電子マネー」の裏側と賢い使い方】
アメリカのディトー・ラボ(Ditto Labs Inc)は、フォトスキャニングソフトウェアを使って、写真共有サイトにアップされている、特定の会社のロゴが入っている写真(コカコーラを手に持っているとか、ノースフェイスのジャケットを着ているといったような)を探し出します。
そして、ブランドが使われている前後関係を分析します。
ウォールストリート・ジャーナルによれば、例えばクラフトフーズ・グループがディトー・ラボと契約し、インスタグラムとタンブラーを対象に、クラフト社製品のロゴが入った写真を調査しています。ディトー・ラボは、人々が、どんな飲み物と一緒にクラフト社製品を食べているか、どれくらい嬉しそうにしているかなどの傾向を写真から探り出します。
その後、写真を「食道楽」とか「スポーツファン」といったカテゴリーに分けているそうです。
また、他の方法で個人の写真を調査している会社もあります。例えば、ピクオラ(Piquora Inc)では、時間経過による傾向を探るために、2、3ヶ月に渡り、大量のイメージを保存しているといいます。
これらの新しいマーケティングリサーチは、とても興味深いものです。同時に、一度オンラインに公開した写真は、個人のものではなくなるという注意を、思い出させてくれます。
A Marketing Firm Could Be Looking at Your Selfies
http://time.com/3490124/marketing-instagram-seflies/
※この記事は2014年10月19日に公開されたものです