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「冥利に尽きる」の意味は? 使い方や例文・言い換え表現を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「冥利に尽きる」はどんな時に使えるのか?(例文付き)

前段でも触れた通り、「冥利に尽きる」という言葉は、ポジティブな意味で使われることがほとんどです。

基本的に「冥利に尽きる」は、「○○冥利に尽きる」「○○として冥利に尽きる」という使い方をします。

ここでは、「冥利に尽きる」を用いる場面ごとに、使い方と例文を紹介します。

ある立場にいることで、最高に恩恵を感じている時

その立場の恩恵を有り余るほど受けていて幸せを感じている時、その立場にある本人が「○○冥利に尽きる」という使い方をします。

その恩恵を与えてくれている人に対して使うこともあれば、第三者に対して使うこともあります。

例文

・卒業した生徒が、就職、結婚などのうれしい報告をくれる時、いつも「教師冥利に尽きるなあ」と思います。

周囲に対して感謝の気持ちを表したい時

良いことが起きたり成功したりして、これ以上ないほどに周りからの恩恵を受けていると感じた時に、周囲への感謝の表現として使います。

例文

・創業5年で株式上場したのは、ひとえに社員の皆さん、そしてお取引先の皆さまのおかげです。創業者として冥利に尽きます。

人から褒められたり、感謝されたりした時

「冥利に尽きる」とはこの上なくありがたいという意味なので、例えば、誰かから褒められた時に、最上の恩恵であるというニュアンスで「冥利に尽きます」と使うことができます。

例文

・多くの皆さまからお褒めの言葉をいただき、最高の気持ちです。作者冥利に尽きます。

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