「冥利に尽きる」の意味は? 使い方や例文・言い換え表現を解説
「冥利に尽きる」の言い換え表現
最後に、「冥利に尽きる」と似たような意味を持つ言葉を紹介します。
「恩恵にあずかる」
「恩恵」とは、「利益や幸福をもたらすもの」を意味する言葉です。「恩恵にあずかる」とは、「利益や幸福を浴びるほど受けている」という意味です。
例文
・彼は、もうけ話を持ち掛けられた途端、「そんな恩恵にあずかるために政治家になったんじゃない」と怒り、速やかにその場を後にした。
「天恵に浴する」
「天恵」とは、「てんけい」と読み、「天から賜(たまわ)る恵み」のこと。
「天恵に浴(よく)する」とは、文字通り、「天からいただいた恵みを浴びるほど受けている」という意味です。
例文
・これほどやりがいのある仕事に就いていることは、まさに天恵に浴したものと思っております。
「甲斐がある」
「ある行為に値するだけの効果がある」という意味です。
「冥利に尽きる」と少し似ていますが、「冥利」のようにその立場にあるだけで無条件に得られたわけではなく、「自分で努力したことや何かしらの行為に値する効果」という意味で使います。
例文
・そんなに喜んでいただけるとは、スタッフ一同張り切って準備した甲斐があるというものです。