ムカつく原因となる心理とは? ムカつく人への対処法も紹介
ムカつく気持ちの原因となる心理とは?
なぜ私たちはムカついてしまうのでしょうか。ムカつく原因としてよくあるものを紹介します。
(1)思い通りにならなかったから
私たちは、相手が自分の思い通りにならない時にムカつくものです。
承認してほしいと思っていたのに否定されたり、話をしっかり聞いてほしいと思っていたのにスルーされたりすると、腹が立ってしまうでしょう。
(2)期待が強いから
他人に対して「こうであってほしい」というような期待を持っていると、裏切られることが多くなります。
「彼氏なら彼女を最優先にすべきだ」「部下なら先輩の言うことは聞くべきだ」といった強い思いがあると、それに反した言動を相手がした時にムカついてしまいがちです。
他人に期待しないコツを心理カウンセラーの秋カヲリさんが解説します。
(3)納得できないから
正義感が強く論理的に考えるタイプの人は、筋の通らないことが嫌いです。
納得できる理由があって怒られるなら問題ないけれど、気に入らないからといったような感情的な理由で理不尽に怒られたりした場合は、納得できないためムカつくことがあります。
納得いかない時はどうする? 対処法を解説します。
(4)自己嫌悪が刺激された
例えば消極的な人を見てムカついた場合は、自分も同じような面を持っているケースがあります。他人を通じて、自分の嫌な面を見せられているような気持ちになるのです。
自己嫌悪する心理とは? 対処法を心理カウンセラーの高見綾さんが解説します。
(5)気にしていることを指摘された
何かを指摘されてムカついた時は、図星であることが多いです。自分でも気にしていることなのに、他人から言われたことで「責められた」と感じるためムカつくのです。
ムカついたままでいると起こる2つのデメリット
では、ムカついたままでいると、どうなるのでしょうか。見ていきましょう。
(1)心の余裕が無くなる
ムカついたら、早めに解消しておかないと、ストレスがたまり心の余裕が無くなってしまいます。すると、怒りの沸点が低くなるので、ちょっとしたことでも怒りっぽくなり、周りとの関係性に悪影響を及ぼす可能性があります。
(2)自己嫌悪が強くなる
ムカついてばかりいる時、そんな自分のことを「好き」と思える人はなかなかいないものです。多くの人は、怒ってばかりいる自分は「良い人ではない」「周りに受け入れてもらえないだろう」と感じて、自己嫌悪が強くなってしまう傾向があります。
▶次のページでは、ムカつく気持ちの対処法や、ムカつく相手別の接し方を解説します。