お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

多忙な会社員生活から一変。元テレビ朝日アナウンサー竹内由恵の「運命を変えたインテリア」

【特集】運命の出会い

高橋千里

何気ない出会いが、自分の運命を変えることだってある。さまざまな分野で活躍する著名人・ライターの皆さんが、今までの人生において自分の運命を変えた“モノ”を紹介。それにまつわるエピソードや想いを語っていただく特集です。

取材・文:高橋千里
撮影:須田卓馬
編集:田島佑香/マイナビウーマン編集部

スマホを開けば、最新の音楽がYouTube やApple Musicから勝手に流れ込んでくる令和の時代。

だけど平成の頃は、“地上波の音楽番組”こそが、最新ヒットソングを知るメインコンテンツだった。

毎週金曜日の夜。テレビの前に家族みんなで集まり、決まって見るのは「ミュージックステーション」。2008年から2013年までその番組MCを務めていた竹内由恵さんを知らない平成女子は、きっといないだろう。

竹内さんは2019年にテレビ朝日を退社。旦那さんの勤務地である静岡県に移住し、現在はバラエティ番組やCMなどで幅広く活動している。そして2021年1月には、男の子を出産。

パキッとしたキャリアウーマンのイメージがある彼女だが、インスタグラム(@yoshie0takeuchi)を見るとコーヒーの焙煎を始めたり、妊活中の経験談を直筆イラストで漫画として投稿したりと、意外にも“家での暮らし”を大事にしている様子が見て取れる。

この投稿をInstagramで見る

 

 

竹内由恵(@yoshie0takeuchi)がシェアした投稿

「会社員時代は、暮らしのことを考える余裕がなかった」と語る竹内さんが、ライフスタイルを大きく変えた理由とは?

※取材撮影時期は2020年12月です

「何のために頑張ってるの?」静岡移住で変わったこと

——竹内さんのインスタグラムを拝見すると、おうちでの時間をすごく充実させているように見えます。結婚が決まった時から「家での暮らし」は重視していたのでしょうか?

元々の理想は「仕事と家庭の両立」でした。遠距離で週末婚するという選択肢もあったんですけど、一から家庭を築く上では、まずは家族と一緒に住んで、しっかりコミュニケーションを取る必要があると感じて。

特に今年は妊活やコロナ禍で「家庭にちゃんと向き合わなきゃ」という思いがより強くなったので、この1年は「仕事より家庭優先」だったかもしれません。

——今年、おうちで新しく始めたことや暮らしの中で工夫されたことはありますか?

夫婦で話す時間をたくさん作りました。他にも、子どもが生まれた後でも続けられるコーヒーの焙煎に挑戦したり、インスタで漫画を描き始めたり。

「自分は何が好きで、これから何をしたいのか」を考えながら勉強する期間にしました。

——仕事のために東京へ出る機会もあると思いますが、静岡から東京まで通勤するのは大変じゃないですか?

片道1時間ちょっとなので、そこまで大変じゃないですね。自分の拠点が2つあることで、仕事が終わって静岡に帰ると、気持ちが切り替わってリフレッシュできます。すごくのんびりしたところで、自然も豊かなので、安心しますね。

会社員時代はオフィスのすぐ近くに1人で暮らしていたので、毎日が仕事一色。帰宅してからも仕事について考えてしまうこともしょっちゅうでした(笑)。

——仕事には集中できそうですが、失うものも多そうですね……。

確かに、会社員時代は「いろんな番組で使ってもらうにはどうすればいいか」ということばかり考えて、周りと比較しながら必死でした。暮らしの面はおろそかになっていたと思います。

——そういう意味では、やっぱり結婚が人生の大きな転機になったんでしょうか。

そうですね。ある日、夫に「何のために頑張ってるの?」と聞かれたことがあって。その言葉をきっかけに、自分が頑張る意味を考えるようになりました。

そこからは、周りからどう見られるかとか、比較するんじゃなくて、「自分が幸せだと感じられること」「楽しくやりがいがあること」を頑張っていこうという考えに変わりましたね。

——旦那さんの影響が大きかったんですね。

今まで自分の周りにいたタイプの人とは少し違う、のんびりした人なんです。その影響もあって、私ものんびり大きく構えて生きていけばいいやという価値観になりました。

運命を変えた「飾り棚」との出会い

——暮らしを重視するようになってから、家に置くインテリアや家具にもこだわるようになりましたか?

そうですね。2人で暮らすようになってから初めて“飾り棚”を買いました。

——飾り棚! 何を置いているのでしょうか?

夫と決めたのは「自分たちの趣味の物を飾ろう」ということ。私だったら、コーヒーの焙煎機。夫は最近始めたウクレレを飾っています(笑)。それ以外にもグリーンを置いて、見栄えにもこだわっていますね。

ご自宅に置いている「飾り棚」(竹内由恵さん撮影)

——その飾り棚には、どういうタイミングで出会ったんですか?

別のインテリアを買いに行く予定だった家具屋さんで、夫と一緒にたまたま見つけました。「これ、いいじゃん! 部屋のあの場所に置こうよ」って。

——偶然の出会いだったんですね。

それまでは割とシンプルな部屋だったんですが、飾り棚に趣味の物を置くようになってから、家の中で笑顔になる瞬間が増えたような気がします。特にウクレレとか、見る度にクスッと笑っちゃう。「買ってよかったな」と思います。

——元々インテリアにはこだわる方だったんでしょうか?

実は私も夫も、そんなにおしゃれではないし、インテリアにも全然詳しくなかったんですよ。

だけど暮らしを充実させようと決めてからは、YouTubeで部屋のレイアウト動画を見て勉強しました。おしゃれな空間にして、友達を呼んでおもてなしできたらいいなと。

——最近買って良かったインテリアはありますか?

ベランダに大きめのプラント(植物)と椅子を飾っています。家の窓から外を見ると、プラントが風に吹かれてサワサワ揺れていて。今まで殺風景だったベランダが少しリラックスできる空間になりました。

——これから買いたい、気になっているインテリアも教えてください!

部屋のソファに置くクッションにこだわりたいです。できれば、私たちのプライベートな思い出を反映したクッションに出会いたいですね。

例えば私の実家だと、家族旅行の時にたまたま見つけた、ペットのワンちゃんと同じ毛種のクッションを置いているんです。今はなかなか旅行できないですけど、そんなふうに、見る度にその時のことを思い出せるインテリアと出会えたらいいな。

「運命の出会い」を引き寄せるコツは?

——今回の特集テーマは「運命の出会い」ということで、竹内さんの運命を変えたインテリアについてお聞きしました。運命を変える物を引き寄せるコツって、何だと思いますか?

常日頃から「こういう物が欲しいな」という理想を頭の中で描きながら、いろんな場所に出掛けることですかね。きちんとイメージを描いておかないと、せっかく出会っても気付かずに通り過ぎちゃうので。

——イメージを思い描く作業もきっと大変ですよね?

そうですね。例えば1つのインテリアが欲しいと思った時に、どんな種類があるんだろう、他の人はそれを使ってどういう空間を作っているんだろう、と調べる必要がある。私の場合はインスタやYouTube、楽天Roomなどを活用しています。

そういう調べる作業を怠らず、だけど楽しみながらやれると良いですよね。

——今日お話を聞いていると、旦那さんとの出会いも”運命を変えた出会い“の1つだったように感じます。最後に、運命の人と出会うコツも教えてください!

えーっ! なんだろう……(笑)。

恋愛に限らず、人生経験として「たくさん失敗をすること」ですかね? 失敗を重ねると「自分はこういう人間なんだ」「こういう人と合うんだ」というのが分かってくるので。

いろいろと失敗しながら「こういう人と出会いたいな」という理想を思い描いていくと、最終的に自分にとって納得のいく相手と出会えるはずです!

——恋愛も買い物も、イメージを描くことが大事なんですね。これから私も竹内さんのように、強い気持ちで運命の出会いを引き寄せていきたいです。今日はありがとうございました!

※この記事は2021年02月16日に公開されたものです

高橋千里

高橋千里(たかはし ちさと)

2016年にマイナビ中途入社→2020年までマイナビウーマン編集部に所属。芸能人インタビューやコラムなど、20本以上の連載・特集の編集を担当。2021年からフリーの編集者・ライターとして独立。女性向けジャンル(恋愛・美容・エンタメなど)を中心に活動中。女子アイドル、恋リア、コスメ、お酒が好き!

この著者の記事一覧 

SHARE