「本当は大好きな彼氏にもっと甘えたい」「好きな人に甘えてかわいいところを見せたい」。女性ならそんな気持ちを持つ人は、少なくないのではないでしょうか?
でも、「なんだか甘えるのに抵抗がある」「そもそも甘え方がよくわからない」という声もよく聞きます。
そこで今回は、男性150人を対象に「女性から甘えられること」に関するアンケート調査を行いました。
男性意見や好きな人に甘えるコツなどを紹介しますので、参考にしてみてください。
■そもそも男性は甘えられるとうれしいの?
男性は、女性から甘えられることについてどう思っているのでしょうか。アンケート結果を元に、男性心理をひも解いていきます。
◇甘えられるとうれしい男性が9割強
さっそくアンケート結果を見てみましょう。
☆Q.女性から甘えられるとうれしいですか?
*はい……92.7%
いいえ……7.3%
※有効回答数150件*
^92.7%の男性が、女性から甘えられるとうれしいと回答。^大多数が好意的に受け止めていると分かりました。
では、甘えられるとうれしいと感じるのには、どのような理由があるのでしょうか。さらに深掘りしていきます。
◇「甘えられるとうれしい」派の意見
「女性から甘えられるとうれしい」と回答した男性は、なぜそう思うのでしょうか?
*・頼られている感じがしてうれしい。特に、普段あまり構ってくれない関係だと効果倍増。
・信用されている、頼りにされている感じがするから。
・かわいい、守ってあげたいと思うから。
・女性の甘える姿はかわいい。そういう時は声も優しくてかわいくなるから好き。
・愛おしく感じるから。*
女性から甘えられることで、^「頼りにされている」と感じる男性が多いよう。^
また、甘えられることによって得られる特別感もあるのでしょう。^自分だけにしか見せない姿を見せてくれることで愛しさを感じる^ようです。
◇「甘えられるのはうれしくない」派の意見
少数派ですが、女性から甘えられるのがうれしくないという意見も。
*・甘えることの裏に何か下心がありそう。
・わざと媚びを売っているように感じる。*
女性から甘えることで^「何か裏があるのでは?」と勘ぐってしまうようです。^
また中には、「自分が甘える側でいたいから、甘えられるのは苦手」という意見も挙がりました。
■男性がうれしい甘えられ方とは?
アンケートで「甘えられるとうれしい」と回答した男性に対して、具体的にどう甘えられたいか質問してみました。
*・抱きつかれたりスキンシップを多めにされたり、という甘えられ方は特にうれしい。
・ボディタッチしながら甘えられるとうれしい。
・スキンシップを伴うような甘え方だとうれしい。
・上目遣いをされたらうれしくてたまらない。*
^ボディタッチを交えながら甘えられるのがうれしいと感じる男性は多い^ようです。抱きつきながら甘えられるのは、恋人にとっての特権でもありますよね。
また、^女性の上目遣いが好きという声も。^中には「上目遣いでお願いされたら断れない」という意見も挙がりました。
▶次のページでは、甘え方がわからない人の特徴と理由を紹介します。
■甘え方がわからない女性の特徴とその理由
彼氏や好きな人に対して「甘え方がわからない……」という女性には、実は以下のような共通点があります。
◇(1)長女として生まれ「しっかり者」を親から求められてきた
「お姉ちゃんなんだから」と親から弟や妹のお手本となることを期待されてきた人は、子どもの頃から親に甘えるという経験が少ない傾向にあります。
その上、甘えずに自立しているのが良いとされて育ってきている場合が多いので、甘えることに抵抗感を抱きやすくなります。
☆甘えられない理由は?
このような幼少期の経験がある方は、「人に頼ってはいけない」という心理が働きやすいです。
また、「私が頼ることは迷惑なんだ=私の存在が迷惑なんだ」に変換されてしまうことも少なくなく、「甘えること=重いと思われる」という思い込みを抱え、甘えられなくなるのです。
参考記事はこちら▼
長女の恋愛傾向や、愛称のいい男性のタイプを解説しています。
◇(2)男性に対して競争意識を持っている
生きてきた中で「男女平等」と習ってきたはずなのに、いざ社会に出てみると仕事の昇進や待遇の面で、まだまだ男性優位の社会だと思い知らされた経験を持つ方は案外多いのではないでしょうか?
そんな世の中で生きていると、「女性はいつも損をする」「男性は優遇されてずるい」という意識が生まれ、知らず知らずのうちに「男性には負けたくない!」という競争意識が生まれることがあります。
よって、競争相手に弱い自分を見せることができず、甘えられないのです。
☆甘えられない理由は?
このような意識の強い人は、「女性」に対してどこか嫌悪感を抱いている場合があります。特に、男性に媚を売って“女”を全面に出すのには「女という武器しかない」ように思え、「そんなふうにはなりたくない」というプライドが生まれやすいもの。
この気持ちが生まれると、無意識下で甘えることに抵抗感が生まれ、「甘え方がわからない」という認識で心に認知されます。
◇(3)過去、誰かに甘えたが拒絶され傷ついた経験がある
また、誰かに甘えようとした時に拒絶され、傷ついた経験があるのかもしれません。
子どもの頃、母親に甘えようとした時に「お母さん、今忙しいの。あっちに行って!」と言われてしまったり、お付き合いしていた彼に甘えようとしたら、「うっとうしい!」と拒絶されたりした経験があると、人に甘えられなくなることがあります。
☆甘えられない理由は?
このような経験をしてしまうと、心が傷つき、「もうあんな思いはしたくない!」という気持ちから、本当は甘えたいのに甘えることを避けてしまうのです。
参考記事はこちら▼
恋愛のトラウマを乗り越える方法を解説しています。
◇(4)そもそも人に甘えた記憶がない
「甘え方がわからない」のは、人に甘えるという経験をした記憶がないからではありませんか?
大人になった今、誰かに甘えた経験を思い出すことはできるでしょうか。
もしも「甘えた記憶がない」「なるべく全部1人で解決してきた」と感じる場合、甘え方がわからないのは当然のことかもしれませんね。
☆甘えられない理由は?
人に甘えたり、頼ったりすることを「借りを作っている」と認識している可能性があります。しっかり者やサバサバした性格の女性は、人に借りを作るくらいならば自分でやった方が気が楽、という心理があるのかもしれません。
参考記事はこちら▼
甘えるのが苦手な女性の心理は、この記事でも詳しく紹介しています。
あなたは甘え下手? 診断でチェック
甘えるのが苦手な女性の特徴に心当たりはありましたか?
「わかるわかる!」と思った人は、次のページで男性をキュンとさせる甘え方のコツをチェックしていきましょう。
一方で、自分が本当に甘え下手かどうか分からない……と感じた人は、下記記事で甘え上手or甘え下手かを診断してみてくださいね。
参考記事はこちら▼
甘え上手か甘え下手かを、10の質問で診断します。
▶次のページでは、彼氏や好きな人に甘えるコツを紹介します。
■彼氏がキュンとする甘え方のコツ
では、彼氏に甘えるにはどうすればいいのでしょうか? その方法を4つご紹介します。
◇(1)簡単なことから頼ってみる
甘え方がわからないと感じる人の多くは、「甘えること=迷惑をかけること」と思っていることが本当に多いもの。だから、甘えること自体の、ハードルがとても高く感じるのです。
そんなあなたにおすすめの方法は、ペットボトルのお茶を買った時、彼氏に「これ、開けてもらってもいい?」とお願いをすることや、ファミレスで「あ、お醤油取ってもらってもいい?」とお願いしてみるのです。
「え? こんなことぐらい、自分でできますけど……」と思うかもしれませんが、このレベルから頼っていくことで、「自分が頼ることで迷惑をかけてしまう」という認識が薄れていき、徐々に人に頼ることができるようになるのです。
そして、何かしてもらったら「ありがとう」の言葉は忘れずに。
参考記事はこちら▼
女性から頼られたらうれしいことは何か、アラサー男性106人へのアンケート結果をまとめています。
◇(2)素直に感情を表現する
素直な感情を受け止めてもらう、これも実は「甘える」ということなのです。ですので、とにかくポジティブな言葉は心にとどめずに、相手に伝えましょう。
「うれしい!」「楽しい!」といった感情を素直に表現していくことで、甘えたいという素直な気持ちも表現できるようになっていくことでしょう。
参考記事はこちら▼
大人の女性が素直になる方法を、恋愛作家の内藤みかさんが解説しています。
◇(3)「ごめんね」を「ありがとう」に変える
彼氏に何かしてもらった時「迷惑をかけている」という意識を持つと、どうしても「ごめんね」と言いたくなります。
しかし、彼氏側としても「ごめんね」よりも「ありがとう」の方が、「僕は役に立てた!」という意識を持ちやすくなります。
そして、彼氏のそのような態度をポジティブな感情で受け取ることによって、あなた自身にも「頼っても大丈夫なんだ」という意識が芽生え、徐々に甘えることに抵抗を感じなくなるでしょう。
◇(4)スキンシップをとる
彼氏に対して、自分からスキンシップをとることはできていますか? 手をつなぐのも、キスをするのもいつも彼氏から……という場合は、実は彼氏も寂しい思いを感じているかもしれません。
彼に触れたいと思っても、自分から手を伸ばすのは勇気がいるもの。でも時々は、勇気を出してあなたからスキンシップをとってみると彼はきっと喜んでくれるでしょう。
2人きりになった瞬間に上目遣いで見つめてみる、触れられなくてもいいので、体を少し寄せてみるなど、甘えたい気持ちに素直になってみてくださいね。
■付き合う前の男性・好きな人に甘えるコツ
彼氏ではなく、まだ付き合う前の男性や好きな人に甘えるのはハードルが高く感じますよね。でも、上手に甘えて彼のプライドが満たされたら、2人の距離がぐっと縮まるかもしれません。
以下のような方法で甘えてみてはいかがでしょうか。
◇(1)悩み相談をする
例えば、仕事の悩みやプライベートのことなど、悩み事を相談してみるといいでしょう。
相談を持ちかけるという行為は、彼を頼りにしている気持ちの裏返し。彼の自尊心がくすぐられ、「守ってあげたい」という気持ちが芽生えるかもしれません。
悩み相談はハードルが高いと感じる人は、「○○の案件、××がわからなくって……。ご意見あったら聞かせてください!」のように、仕事上の意見やアドバイスを求めてみるのもおすすめです。
◇(2)弱みを見せる
(1)の悩み相談とも似ていますが、相手に自分の弱みを見せることも、甘えるという行為の1つです。
甘え方がわからない女性は特に、自分の弱みをどうにか隠そうとしてしまいがち。しかし、いつも強がってばかりいると自分がしんどい上に、恋愛においても隙がないと思われてしまいます。
「実は○○が苦手なんだよね」なんて、ちょっとした弱みを気になる男性に見せてみてください。
◇(3)小さな頼みごとをする
彼氏に対してだけでなく、好きな人や気になる男性に対しても、小さな頼みごとをするのは効果的。
いつも自分1人で解決してしまうことを、1つでもいいので彼にお願いしてみましょう。
参考記事はこちら▼
相手に頼みごとをする時のコツを解説しています。
◇(4) LINEのスタンプで甘えたい気持ちを伝える
直接甘えることが難しいと感じてしまうなら、LINEスタンプに頼ってみましょう。
イラストでポップに表現されたスタンプだからこそ、甘えたい気持ちをラフに伝えることができます。
▶次のページでは、男性が甘えられるとうれしい場面を紹介します。
■男性が甘えられるとうれしい場面
甘えるのが苦手な女性は、どんな時に甘えれば良いか分からず悩むことがあるかもしれません。
ここでは、男性が女性から甘えられるとうれしいシーンについて紹介します。
◇(1)悩みごとを相談する時
悩み事を打ち明けるのは、相手を信頼している証拠。男性は、^女性から仕事やプライベートについて相談されることをうれしいと思っています。^
なぜなら、女性から「どうすればいいかな?」と意見を求められることで、頼りにされている、信頼されていると感じるから。
甘えるのが苦手という女性は、^ちょっとした悩み事を相談してみるのが良いかも^しれません。
◇(2)重い荷物を持っている時
人に甘えるのが苦手な女性は、どんな時でも1人で頑張ろうとしがち。少しずつ、^日常のささいなことから甘えてみてはいかがでしょうか?^
例えば、重い荷物を持ってもらったり、高い所にある物を取ってもらったりなど。
「ちょっとお願いできるかな?」と甘えれば、男性も悪い気持ちはしないはずですよ。
◇(3)お店の予約や注文をする時
普段、人から頼られることが多い女性は、男性とのデートでもつい率先して行動する傾向があるようです。例えば、テキパキお店を予約したり、食事の注文を取りまとめたりなど。
もちろん、その行動は気が利いてとてもすてきなことなのですが、^たまには隙を見せることも大切。^
「次のデートは○○くんの行きたいところに連れて行ってほしいな」など、上手に甘えてみましょう。
◇(4)お酒を飲んで少し酔った時
甘えるタイミングがなかなかつかめないという人は、^お酒の力を借りることもおすすめ^です。少し酔った時なら、自然に甘えられるかも。
いつもと違う雰囲気のあなたに、男性も思わずドキッとしてくれるでしょう。
◇(5)LINEをしている時
^面と向かって甘えるのが恥ずかしい人は、LINEのやりとりで甘えてみましょう。^
「今日は仕事で疲れたから、癒やしてほしいな」など、相手を頼りにしていることが伝わる文章を意識してみましょう。
▶次のページでは、女性から甘えたい時のNG言動を紹介します。
■女性から甘えたい時のNG言動
男性に甘えるコツは分かりましたか? 甘え下手さんがいきなり甘えようとすると、以下のようなNG言動をしてしまいがちかもしれません。
最後に、上手に甘えるためにやってはいけないことも確認しておきましょう。
◇(1)申し訳なさそうにする
「甘え=借り」だと思っていると、甘えたことに対して借りを作ってしまった、相手に申し訳ないと感じてしまいがち。
例えば、お願い事を頼んで、それに彼が応えてくれた時「忙しいのにごめんね」と言うのと「ありがとう、すごく助かった!」と言うのとでは、後者の方が男性が喜んでくれるはず。
しっかり者で甘え下手な人は、相手の迷惑になったりわがままなお願いをしたりすることはないはず。「甘えることは男性へのサービスなんだ!」くらいに考えて、「ありがとう」と素直に言えるといいですね。
◇(2)自虐に走る
弱みを見せることと、自虐に走ることは違います。自分の弱みを見せるのに慣れていないと、「ほら、あたしって○○だからさ」「私なんてどうせ○○だから」のように、自虐ネタのようになってしまいがち。
自分で何とかしなければいつも頑張ってきた人は、男性に迷惑をかけたら悪いと感じる優しい人。彼を笑わせようとしてしまうのかもしれません。
弱みを見せるのは、自分を下げることではありません。弱い部分も含めてあなたのすてきなところ。弱みを見せるのは、あなたをより魅力的に見せるために必要なのです。
◇(3)何でもかんでも頼りすぎる
これまで甘え下手だった人は、甘えることとわがままの境界線を引くのが難しく感じるかもしれませんね。
例えば、彼氏に物をねだる、雑用を好きな人にお願いして自分は先に帰ってしまう……などは、甘えるのではなくわがままと捉えられてしまう可能性があります。
甘えるのは男性を喜ばせることと考えると、自ずとどんなことをお願いすべきかがわかってくるはずです。
◇(4)お礼をしない
しっかり者のあなたはきっと、男性が何かをしてくれたら過剰なくらいお礼をする優しい人のはず。
わざわざ言うことではありませんが、甘えさせてもらった時はお礼を忘れずに。「○○してくれてありがとう、うれしかったよ」と伝えることで、頼られた男性はキュンとするでしょう。
■甘え方が分からなくても、ちょっとしたことから甘えてみよう!
あなたに甘えられることは、彼氏の「男性としての自信」を育てることにもつながっています。ですので、甘えるのは決して悪いことではありません。
甘えた後には「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えること。そして、あなたが「大切な人の役に立ちたい」と思うように、彼氏もそう思っていることを忘れないでください。
大好きな彼女から甘えられて嫌な人はいません。むしろ「自分は必要とされているんだ」と感じて彼氏も喜んでくれるはず。
彼氏や好きな人に上手に甘えて、良い関係を築いてくださいね。
(沼田みえこ)
参考記事はこちら▼
男性は女性から甘えてほしい生き物なんです。そんな男性心理を、恋愛コラムニストのウイケンタさんが解説します。
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2023年4月20日
調査対象:男性150名