社内コミュニケーションって本当に重要? 活性化する7つの施策&ツール
社内でコミュニケーション、取れていますか? 最近はリモートワークが増え、ますます円滑に取れなくなった人も多いのではないでしょうか。今回は、大企業からベンチャーまで勤務経験のあるコラムニストのトイアンナさんが、社内コミュニケーションの重要性と活性化させるための施策やツールをレクチャーしてくれました。
「社内コミュニケーションをもっと円滑化しろ」
と、トップダウンで指示されて、うわぁ……となっているあなたの顔が、目に浮かぶようです。
そもそもコロナ禍でテレワークだし? 活性化と言われても、そもそもうちの職場ドライじゃない? 派閥もなんやかんやあるし、メリット感じてくれる社員いなくない?
と、言うはやすし、やるは難し。
これまでなら社内イベントや飲み会で何とか済ませられた社内コミュニケーションも、いまや新型コロナウイルスの影響を受け、難易度がますますアップ。
この状況で、いやこの状況だからこそどうやって!? そんな社内コミュニケーション事情・最新スタイルをお届けします。
社内コミュニケーションが重要な理由
さて……そもそもなぜ、社内コミュニケーションを取るべきか。大企業からベンチャーまで経験した筆者が、その重要性をお伝えします。
(1)仕事に必要な情報が行きわたる
まず「社内コミュニケーションが枯渇した職場」を想像してみてください。
あなたは、いつもやりとりする他部署の人が、突然会社を辞めていたらどうしますか?
もし、大事な会議の資料が「好かれている人にだけ」配られて、嫌われている社員には渡らなかったら?
それが出世に響いていたら?
社内コミュニケーションが無いということは、仕事に最低限必要な情報すら行きわたらないことを指します。これを読んで驚いた人もいると思いますが、社内コミュニケーションが皆無の会社では、よくあることです。
だから、社内コミュニケーションは必須なのです。
(2)施策に共通の目的意識が生まれる
社内コミュニケーションが円滑だと、みんな「何に向かって仕事をすべきか」が見えています。そうすれば同じ目標に向かって、施策を提案できるようになります。
「この案は、他部署のAさんもBさんもメリットがあるはず」と理解しながら案を出せるのは、誰にとっても良いことです。
(3)若手が置き去りにならない
そもそも若手は仕事に追いつくのに必死。遠慮して話し掛けられないことも多いので、職場で置き去りになるケースもあります。
さらに最近はリモートワークが推進されているので、その傾向が強くなってきたのではないでしょうか。
リモートワークで業務のオンライン化が進むと、特に入社1~3年目の若手は、ますます孤独感を抱きやすくなります。その場で疑問を解消でない、雑談ができない環境は、仕事に慣れていない若手のメンタルをむしばみやすいもの。
社内コミュニケーションが活発化すれば、こうした若手のメンタルを守ったり、離職を防げる可能性が高くなります。