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痛いニキビの治し方。大きく悪化する原因と正しい対処法

横井彩(皮膚科学会認定専門医・医学博士)

痕を残さないためにもニキビには早めの対処をしよう

通常より大きくて痛いニキビは、炎症が皮膚の深い部分にまで広がっているか、時にはニキビとは別の病変である可能性もあります。いずれにしろ自己流の対処でよくなるものではありません。

また、小さくて痛みがない場合でも、ニキビは悪化すると痕が残りやすい疾患なので、早い段階から積極的な対処を心がけたいものです。

最近ではニキビ治療も進歩して治療法が増えたので、ニキビを治したいと思ったら皮膚科を受診するのが一番です。

また、ニキビではなく粉瘤だった場合には手術など外科的な処置が必要となることを考えると、ニキビかどうかの見分けが自分ではつきにくい場合もやはり皮膚科を受診してみるのが一番といえます。

ニキビを発症するきっかけとなる皮脂の分泌量については、ホルモンに左右されると考えられています。生理前によくニキビができるという人が多いですが、これも性周期に伴うホルモンの変化と関係しているとされています。

また、大きなニキビがたくさんできるとともに無月経が続いたり毛が濃くなったりといった症状を伴う場合には、ホルモン分泌の異常が隠れていることも考えられるため、皮膚科だけでなく婦人科に相談することも検討しましょう。

(監修:横井彩、構成・文:株式会社ジーエムジェイ)

※画像はイメージです

参考文献

日本皮膚科学会尋常性痤瘡治療ガイドライン改定委員会〔編〕:尋常性痤瘡治療ガイドライン2017.日本皮膚科学会誌127(6):1261-1302,2017.(https://doi.org/10.14924/dermatol.127.1261)

清水宏(北海道大学):あたらしい皮膚科学 第3版.中山書房,2018.
林伸和:日本香粧品学会誌40(1):12-19,2016. (https://doi.org/10.11469/koshohin.40.12)

皮膚科Q&A(日本皮膚科学会ホームページ) 2020年10月20日閲読
(https://www.dermatol.or.jp/qa/)

[*1] 林伸和, et al.:日本皮膚科学会雑誌111(9):1347-1355,2001.

※この記事は2020年12月06日に公開されたものです

横井彩(皮膚科学会認定専門医・医学博士)

日本橋いろどり皮ふ科クリニック院長。石川県金沢市出身2003年秋田大学医学部卒。同皮膚科・形成外科にて広範囲にわたる皮膚科学の診療や研究に従事、2015年助教。2017年藤田医科大学総合アレルギー科講師。2018年〜都内クリニックにて院長を務めた他、複数の皮膚科クリニックにて診療に従事。2021年2月、日本橋いろどり皮ふ科クリニックを開院。皮膚科学会認定専門医・医学博士。

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