【難読】“なかる”じゃありません! 「中る」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「中る」の読み方です。
なかる? いやいや、絶対そんな読み方じゃない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「中る」の読み方は?
中心、中旬などの言葉に使われる「中」という漢字。一般的には、“ちゅう”や “なか”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「中」という字自体には、まんなか、あいだといったニュアンスが含まれます。
しかし、これに「る」の送り仮名をつけた途端、その読み方は馴染みのないものに。きっと多くの人がなんと読めばいいのか戸惑うはずです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“あたる”と読みます。
「あたる」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「中る」の意味は以下のように解説されています。
あた・る【当(た)る/▽中る】
[動ラ五(四)]1 物事や人が直面、接触する。
2 物事がその状態である。相当する。
3 物事がふさわしい状態になる。ねらいや希望などに当てはまる。
4 物事に探りを入れる。ようすを見る。確かめてみる。「原本に―・る」「他の店を―・ってみよう」
5 受けとめる。担当する。
6 身体などにぐあいの悪い触れ方をする。
7 (「…にあたらない」などの形で)…するに及ばない。「驚くに―・らない」「腹をたてるには―・りません」
8 (多く「…にあたり」「…にあたって」の形で)何かを行う時・場合になる。「新年を迎えるに―・り」「友達を選ぶに―・っては」
9 野球で、打者がよくヒットを打つ。「あのバッターはよく―・っている」
10 釣りで、釣り針のえさに魚が食いついた感触がある。「四投目のキャスティングで―・る」
11 サッカーなどで、ゴールキーパーが敵のシュートをよく防ぐ。「今日の相手チームのキーパーは―・っている」
12 《「する」が失う意に通じるところから、それを忌み嫌っていう》ひげなどを、する。そる。「顔を―・る」
たくさんの意味がありますが、当たると同じ意味だと思って差し支えないようです。
読み方は難しいのですが、「当たる」と同じ意味だと、イメージしやすいですよね。
あなたは読めましたか?
あなたは「中る」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。簡単な漢字こそ、いろいろな意味があって、奥深いのかもしれませんね。
簡単な漢字をちゃんと調べてみると、そこには知らなかった意味や読み方があるかもしれませんよ。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2020年12月04日に公開されたものです