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【難読】“どろむ”じゃありません! 「泥む」の正しい読み方

マイナビウーマン編集部

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「泥む」の読み方です。

どろむ? でいむ? いやいや、絶対そんな読み方じゃない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「泥む」の読み方は?

「泥水」など一般的には、”どろ”と読む人がほとんどの「泥」という漢字。雲泥などの言葉にも使われ、“でい”という読み方を覚えている人もいることでしょう。「泥」自体は、水を含んだ柔らかい土のことをさす漢字です。

これに「む」の送り仮名をつけた途端、その読み方は難解に。きっと多くの人がなんと読めばいいのか戸惑うはずです。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“なずむ”と読みます。

「泥む」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「泥む」の意味は以下のように解説されています。

なず・む〔なづむ〕【▽泥む/▽滞む】 の解説
[動マ五(四)]

1 そのことに心がとらわれる。こだわる。執着する。「旧例に―・む」
「強ちに外形に―・みて総ての物類を描擬するにあらず」〈逍遥・小説神髄〉

2 物事がはかばかしく進まないでいる。進むのに難渋する。とどこおる。「暮れ―・む空」「船が行き―・む」

3 なじむ。なれ親しむ。
「滅多にいらっしゃらないから…本当には―・まないんだと」〈山本有三・波〉

4 悩み苦しむ。病む。「この君―・みて泣きむつかり」〈源・横笛〉

5 植物がしおれる。生気がなくなる。「色づける葉の―・みて立てるを見れば」〈かげろふ・中〉

6 ひたむきに思いを寄せる。執心する。「おれが首だけ―・んでゐる」〈浄・冥途の飛脚〉

つまり気持ちが、滞ったり、執着したり、馴染んだりするようす、まるで泥のイメージを表す言葉です。

読み方は難しいのですが、日常生活の中で「暮れ泥む」など、割と耳馴染みのある言葉ではありますよね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「泥む」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。耳なじみのある言葉も、漢字にすると読めない言葉が他にもたくさんあるそうです。

いつも口ずさむ歌の歌詞に出てくる言葉や漢字の意味を知ったらまた違った発見があるかもしれませんね。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2020年12月05日に公開されたものです

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