【難読】“たにまる”は間違い! 「谷まる」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「谷まる」の読み方です。
たにまる? いやいや、絶対そんな読み方じゃない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「谷まる」の読み方は?
谷間などの言葉に使わる「谷」という漢字。一般的には、“たに”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「渓谷」と書いて、“けいこく”と読ませることもあります。「谷」という字自体は、くぼんだ土地を意味します。
しかし、これに「まる」の送り仮名をつけた途端、その読み方は難解に。きっと多くの人がなんと読めばいいのか戸惑うはずです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“きわまる”と読みます。
「谷まる」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「動きがとれなくて困りはてる。窮する」という意味を表す際、「谷まる」とも書くと解説されています。
きわま・る〔きはまる〕【極まる/窮まる】
[動ラ五(四)]1 ぎりぎりの状態までいく。限度・限界に達する。「感―・って泣く」「―・るところを知らない征服欲」
2 (形容動詞の語幹に付いて)この上なく…である。「退屈―・る話」
3 (「谷まる」とも書く)動きがとれなくて困りはてる。窮する。「進退―・る」
4 終わりとなる。果てる。尽きる。
5 決まる。定まる。
小学校に入ってすぐに教わる「谷」という漢字にも、派生していろいろな意味があることが分かりますね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「谷まる」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。地形を表すことばが、心の状態や置かれている立場などを表すなんて、意味を共有しやすいですよね。
思えば山、海、川もいろいろな時に使いますよね。思い出してみると面白いかもしれません。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2020年12月06日に公開されたものです