【難読】“あつく”って読んでない? 「集く」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「集く」の読み方です。
あつく? いやいや、絶対そんな読み方じゃない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「集く」の読み方は?
集まる、集合などの言葉に使わる「集」という漢字。一般的には、“あつ・まる”や“しゅう”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「集」という字自体には、あつまる、つどうといったニュアンスが含まれます。
しかし、これに「く」の送り仮名をつけた途端、その読み方は難解に。きっと多くの人がなんと読めばいいのか戸惑うはずです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“すだく”と読みます。
「すだく」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「集く」の意味は以下のように解説されています。
すだ・く【▽集く】
[動カ五(四)]1 虫などが集まってにぎやかに鳴く。「草むらに―・く虫の音 (ね) 」
2 群れをなして集まる。むらがる。
「露霜の秋に至れば野もさはに鳥―・けりと」〈万・四〇一一〉
つまり、鳥や虫などが集まって、鳴いているさまを表現するときに「集く」を使います。
このような表現を「初めて聞いた!」という人も多いでしょう。読み方は難しいのですが、日常生活の中で使えそうな場面が多くありそうです。
ふとした瞬間に「集く」なんて表現を用いたら、周りから一目置かれそうですよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「集く」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字1文字に送り仮名ひとつで、虫や鳥の声を表しているなんて不思議ですよね。
探してみたら、いろいろな意味を表現できる文字、まだまだありそうですね。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2020年12月03日に公開されたものです