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「とんでもございません」は正しい敬語? 使い方や言い換え表現を紹介

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「とんでもございません」の英語表現

「とんでもございません」を英語に直訳することはできませんが、近いニュアンスの表現としては以下が考えられます。

(1)「I’m glad to hear that」

「I’m glad to hear that」は褒められた時に使える表現です。

「そう言ってもらえてうれしい」というニュアンスを持ちます。

(2)「You’re welcome」

「You’re welcome」は、お礼を言われた時に使えるでしょう。

日本語で「どういたしまして」となります。

(3)「No problem」

「No problem」は、お礼を言われた時・謝罪された時に使えます。

日本語の「問題ないですよ」に近いでしょう。

「とんでもございません」は正誤を知った上で使おう

「とんでもございません」という言葉の変遷は、伝統的用法でなくても慣用的に使われ続けると市民権を得るという見本です。

普段は「とんでもございません」を使っても問題はありませんが、公式な場では「とんでもないです」「とんでもないことです」を使い、臨機応変に対応するのがいいでしょう。

(前田めぐる)

※画像はイメージです

(2023年4月3日)上記の文章は、筆者監修による元記事に編集部で加筆を行いました。

※この記事は2020年10月30日に公開されたものです

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師) (ライティングコーチ・文章術講師)

コピーライターとして長年「ことば」に関わってきた経験値を元にまとめた「ほどよい敬語」(https://ameblo.jp/comkeigo/)が好評。過剰さや不適切さを排し、明快に説く内容は「違和感の理由がわかりスッキリした」と質問サイトなどでたびたび引用される。

自治体・団体・医療機関向けSNS活用、文章術研修の講師でもある。

著書に『この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術』(青春出版社)『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社)『ソーシャルメディアで伝わる文章術』(秀和システム)など。公益社団法人日本広報協会アドバイザー。

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