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「黒歴史」とは? 意味や語源・使い方を解説【ネットスラング大辞典】

鈴木朋子(ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー)

「黒歴史」という言葉を耳にしたことはありますか? こうした意味が分かるようで分からない言葉を「ネットスラング」と言います。その言葉の意味や元ネタを調べると思い掛けない発見があるかもしれません。今回はITジャーナリストの鈴木朋子さんに「黒歴史」について解説してもらいました。

インターネットで利用される「ネットスラング」とは、SNSや電子掲示板などで発生し、使用される俗語のことです。

ネットスラングの中には、インターネットを飛び出して口語として利用されるようになるものもあります。

今回は、SNSなどで多く見かける、「黒歴史」の意味を紹介していきます。

「黒歴史」にはどんな意味があるのか?

「黒歴史」とは、恥ずかしくて人には言いづらい、またはなかったことにしたい過去を指すネットスラングです。

現在の活躍ぶりからは考えられない下積み時代の経歴を指したり、思春期にはまってしまった独特の趣味や子どもっぽい言動を振り返って言ったりする時にも使われます。

主に自らの過去を打ち明ける時に使いますが、他者に対しても使われる汎用性の高い言葉です。

例えば、中学生時代に闇の力について小説を書いたり、好きな人へのポエムを毎晩書いていたりなど、過去を振り返った時に思わず恥ずかしくなるような言動も、黒歴史と呼ぶことがあります。

また、大人になってからでも、とんでもないミスで周囲の人に迷惑を掛けたことや、お酒の席で恥ずかしい失敗をしたことを「黒歴史」として表現する場合もあります。

「黒歴史」の元ネタは?

黒歴史の元ネタは、アニメ『∀ガンダム」(ターンエーガンダム)において、過去の宇宙戦争の歴史を「黒歴史」と呼んでいたことです。

ファンの間でのみ知られている言葉でしたが、ネットの掲示板などで使われるようになり、現在ではアニメ作品を知らない人でもネットスラングとして使うようになりました。

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