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会社を早退する理由。職場への伝え方や引継ぎのポイント

ぱぴこ

「早退すべき」なのはどんな時?

問答無用で「早退」の選択肢が浮かぶパターンは以下の場合です。

(1)体調が悪い場合、感染する可能性がある場合

体調不良で業務遂行が難しい場合、特に発熱などを伴い「風邪」「インフルエンザ」「コロナ」などの可能性があり、職場の他の職員にも感染の可能性がある場合は早急に帰る方が、むしろ会社にとっても自分にとってもプラスになるでしょう。

私は仕事上休むのが難しいなと思い、上記症状がなかったものの会社行ったところ、上司に「顔色悪いね。調子悪い? え、帰って?」と言われて秒で帰宅させられたことがあります。

(2)親族の急な病気・事故の場合

「親族が倒れてこれから手術のため、病院に来てください」などの電話が入った場合は早退をするのが一般的な行動です。

上司に状況を申し出、明日以降の出社については追って連絡するなどの大まかな行動を確認して、即時早退……となるでしょう。

また、子どもやペットの急な体調不良の対応などの場合も早退の選択肢が上がります。

実際に私も「祖父が脳梗塞で倒れ、救急搬送、これから手術」という電話を受けて早退をしたことがあります。

自分も心理的に動揺しますし、その後に通常業務を行うのも難しい状況なのでさっさと早退するに限ります。

(3)事故・事件などの緊急事態の場合

例えば、「自宅の排水管が壊れて水浸し、管理会社から電話があり帰宅するよう求められた」や「自宅が全焼」などの緊急性が高く、自分がその場にいる必要がある事故・事件が起こった場合は、早退する必要があるでしょう。

過去、職場で見かけたのは「自宅付近で不発弾が見つかり、対応のため早退」でしょうか。

このように、緊急かつ当人が対応する必然性が高い(体調不良を含む)事柄が発生した場合に早退を選択するのは一般的な流れです。

早退を申し出る際のフロー

早退を申し出るフローは以下になります。

(1)直属の上司に早退したい旨を申告
(2)理由や状況を報告
(3)当日中に行わなくてはならない業務がある場合は、その旨と引継ぎ先を協議
(4)当日の緊急連絡先が必要であれば上司に伝えて早退

例えば当日中に当人しか行えない業務がある場合なども、上司と相談の上で早退するか、しないかを含めて協議することになるため、とにもかくにも「早退の申し入れ」をしないと無断帰宅になるので常識的に行動しましょう。

参考記事はこちら▼

全てに共通する「上手な伝え方」のポイントとトレーニング方法も併せてチェックしてみてください。

リモートワークで場所に捕らわれない働き方を

IT企業社員のたわ言になってしまうかもしれませんが、「その場にその人がいないと成り立たない仕事」はできるだけ減らしていくのが持続可能な働き方に直結するように思います。

早退に対する捉え方も環境に依存するため、「無理ならすぐ帰る」が是とされている職場と、「とにかく職場にいることが評価される」職場では取り扱いが違っています。

私の先輩のように「プレステとゲーム」のために帰っても別にいいのでは!? というのが私個人の思いです。その方が働きやすく、結果としていい循環を生むと思うからです。

サービス業など「人」にひも付いている業務だと難しい場合もありますが、「職場にいるべき」という思い込みから、休暇や早退理由を過剰に意識して用意しなくてはならない社会からは脱するべきでしょう。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

※この記事は2020年10月25日に公開されたものです

ぱぴこ (外資系ときどき激務OLコラムニスト)

外資系ときどき激務OLコラムニスト。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)。
Twitter:@inucococo

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