仕事が遅い人の特徴って? 辛い残業を減らす方法
仕事が遅いと悩んでいませんか? 周りと同じ、または少ないくらいの業務量なのに、なぜかいつも残業ばかりなら、あなたの業務方法に問題があるのかも。今回はコラムニストのトイアンナさんに、仕事が遅い人の特徴や仕事のスピードを上げる改善策を教えてもらいます。
仕事が遅いと言われがちな人へ。まず、大事なことをお伝えします。
あなたは仕事が遅いのではなく、丁寧で慎重なのです。だから、今は「仕事が遅い」と言われて辛いとしても、どうか自分を責め過ぎないでください。
あなたがいたから見つけられたミスや、回避できたトラブルが会社にはたくさんあったはず。あなたがいてくれることが、会社にとってはありがたいのです。
まずはそれを忘れないでください。
さて、ここから先は「それでも仕事を早くしたい人向け」の内容です。
仕事が遅い人に見られる特徴4つ
さて「仕事が遅い」と言われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。私が会社員時代に見てきた限りでは、仕事が遅い人にはこんな傾向がありました。
(1)仕事が丁寧過ぎる
メール1本打つのも、日報を書くにもとにかく丁寧。誤字・脱字なんてもっての外。相手に失礼がないよう句読点の打ち方まで考えて……。
仕事にはそうしていられる時と、していられない時がありますよね。丁寧さを全面に発揮すれば、もちろん仕事は遅くなります。
(2)仕事の優先順位が付けられていない
なぜ、全てにおいて丁寧な仕事をしてしまうのか? 答えは業務内容に優先順位を付けられていないから。
「今すぐ」「とりあえず今日中」「明日まで」など期限がバラバラのタスクを全部真正面から同じ熱量で取り組むと、新たなタスクが積もるばかりでいつまで経っても仕事が終わりません。
(3)上司や先輩に委縮してしまっている
「仕事が遅い」とイライラされたり、パワハラを受けたりしてはいませんか? 上司や先輩に怒られることばかり気にすると、気持ちが萎縮してますます作業が遅くなります。
(4)未来の自分に期待し過ぎている
「これまでも、最終日になんとかなったから」と未来の自分に期待し過ぎていませんか?
しかし、前できたからといって、今回もできるのでしょうか。
過去の成功体験から仕事を後回しにする癖がついていると、つい手が遅くなりがちです。