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目標管理(MBO)とは? 目的とシートの書き方&例文

ぱぴこ

目標管理制度(MBO)とは何か知っていますか? 外資系OL コラムニストのぱぴこさんは「MBOはこれからの世でも評価の軸として使われていく」と言います。MBOの目的とは? MBOに必要な「目標管理シート」「目標設定シート」を書くコツについても教えてもらいました。

キャリア相談を受けた際、散々目的を決めろ、ゴールから逆算しろと偉そうなことを言っています。いや、大事だし本当に自分ではやっているんですよ。でもね、嫌いなんです。会社から求められる「目標設定の記入と面談」。

いやだーーーーー!!! って毎回叫んでいます。

嫌いな理由はシンプルです。記入が面倒、上司との面談が億劫。だから。それだけ。

しかしやらないと上司ともども人事から怒られるしなぁ的なね。面談だと強制的に上司との1on1が発生するので好きじゃない上司だときっついんだよなぁ! 的なね。

多くの会社で何かしらの言葉で設定されているだろう「目標設定とその管理による評価」ですが、目標管理制度(MBO)と呼ばれます。

今回はこの目標管理制度について考えてみましょう。

目標管理制度(MBO)とは。目的は何?

お恥ずかしながら、MBOという単語はファイナンス用語のマネジメント・バイアウトしか知らなかったのですが、今回はそれではなく「目標管理制度」のMBOのお話です。

「目標管理制度(MBO)」とは、マネジメント・バイ・オブジェクツ(Management by Objectives)の日本語訳で、マネジメントといえばこの人! な、P.F.ドラッガーが提唱した組織マネジメントの概念です。

個人やチームごとで目標を設定し、目標に対する達成度合いで評価を決めます。概念自体は一般的な「評価(管理)制度」と相違はないでしょう。

MBOの目的は「何をどれだけ達成すれば評価につながるか」を明確にし、組織と個人の成長指針を合わせることで利益を最大化することです。

目標管理制度(MBO)を導入することで、目標を実行する側(評価される側)の自主的な行動や思考を促し、押し付けや「やらされ感」を排除して、自ら組織の成功に貢献する意識を持たせることができるとされています。

次ページ:目標管理制度(MBO)のメリット・デメリット

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