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【花言葉】「幸せ」や「祝福」の意味を持つ花21選

さかもとみき(恋愛コラムニスト)

花に気持ちを乗せてプレゼントしたい時、参考にしたいのが「花言葉」。今回は「幸せ」や「祝福」にまつわる花言葉を紹介します。幸せを願いたい人やお祝いした人がいる時に、ぜひ参考にしてみては?

「幸せを願っている」なんて、よっぽど仲のいい友人以外にはなかなか気軽に言えませんよね。幸せを願う気持ちをスマートに伝えたい時、花言葉はとても便利です。

実は花言葉には、幸せを願う花言葉も多くあるんです。今回は、そんな縁起のいい花や幸せにまつわる花言葉を持つ花をまとめてご紹介します。

春の花(3~5月)

幸せの言葉を含んだ春の花には、かれんで美しいものが多くありました。

白いアザレア「あなたに愛されて幸せ」

もともと「ヤマツツジ」や「サツキ」が江戸末期から明治にヨーロッパに渡りました。それが鉢植え用に改良され、日本へ逆輸入された花です。

花言葉は、白いアザレアのかれんな様子が花嫁のイメージと重なることから付いたとされています。

鉢植えで贈れる上に、乾燥にも強い花なので、「愛されて幸せ」という気持ちを伝えたい恋人に選んでみてはどうでしょう。

クリンソウ「幸福を重ねる」

鮮やかな赤紫色で、ラッパのような花が下から上へだんだんに咲きます。その花の様子が、お寺の塔の先についている九輪に似ていることから名前が付いた、日本原産の花です。

茎の先にたくさんの花を咲かせる華やかな様子が、希望や幸福を思わせます。

着物を着る場面や、和のテイストの場所に出向く時に贈るのにもぴったりですね。

スズラン(すずらん)「幸福の再来」

小さな鈴が連なったように咲く愛らしいスズランには、他に「希望」や「あふれ出る美しさ」という花言葉もあります。

かれんな見た目と裏腹に、花や根には強い毒がある花です。

フランスでは5月1日にスズランの花を贈ると幸せが訪れるといわれ、この日が近づくと街角でスズランの花束が売られているそうです。

ゴールデンウィークに久々に会う方への手土産に、花言葉と共に贈ってみてはどうでしょう。

タンポポ(たんぽぽ)「幸せ」

春の花としてイメージする人も多いタンポポ。実は、若葉はサラダに、根はコーヒーやお茶に、乾燥させた花や葉は健胃薬として利用されてきた歴史があり、古くから人と深く関わりのあった花です。

ヨーロッパでは花びらを1枚ずつ抜く花占いや、綿毛を一息で吹き飛ばせると「愛されている」とする占いが知られていることから、「神のお告げ」という花言葉もあります。

タンポポコーヒー(お茶)はノンカフェインなので、コーヒーが苦手な人やカフェインを控えたい人へ、花と一緒に贈ってみてもいいですね。

赤いゼラニウム「君がいて幸せ」

ゼラニウムの花全体の花言葉は「尊敬」です。春から秋まで長く咲くゼラニウムは、その独特な香りが虫除けにもなることから、信頼を込めてこの花言葉が付けられました。

赤やピンク・白など花色が豊富で、薄い花びらが集まって咲く姿は愛らしく、鮮やかな存在感を持っています。

赤いゼラニウムには「君がいて幸せ」という花言葉があります。その存在に感謝したい相手にプレゼントするといいかもしれませんね。

ユキワリイチゲ(雪割一華)「幸せになる」

春の妖精ともいわれる希少な花で、花言葉は雪の中から出てきて春を告げる力強い姿に由来しています。

雪を割って花を咲かせることから「雪割」、1本の茎に1輪の花を咲かせることから「一華」の名が付きました。

夏まで葉を付けた後は地下で過ごすため、姿を消します。春の登山でもし見つけることができたら、幸せを願う人に写真を撮って贈ってみてもいいかもしれません。

夏の花(6~8月)

夏は、カラフルな花が多く、小さな花束でも鉢植えでも贈りやすいものが多くあります。

アゲラタム「幸せを得る」

ギリシャ語で「年を取らない」という意味の「アゲラス」が名前の由来のアゲラタムは、初夏から秋まで次々と花を咲かせます。

モヘアのような独特の個性的な花は、丈夫で花期が長い性質があり、「信頼」「安楽」という花言葉もあります。

尊敬する人生の先輩の幸せを願って贈るのにぴったりですね。

クジャクサボテン「幸せをつかむ」

孔雀が羽を広げるように、大きく美しい花を咲かせるサボテンです。

数日間の短命ながらも精いっぱい咲き誇る花の姿をイメージし、この花言葉が付きました。

一晩だけ美しい花を咲かせる月下美人やドラゴンフルーツなども、同じサボテン科の仲間です。

互いの幸せを願う恋人や家族と、開花を楽しみにしながらサボテンを育ててみるのはどうでしょうか。

クチナシ「とても幸せ」

ヨーロッパでは男性が女性に贈る定番の花で、贈られた女性の気持ちがそのまま花言葉になっているのだそう。

花が咲いた後になるあかね色の実は、熟しても割れないことから「口無し」と呼ばれています。その実は、黄色の染料や料理の色付け、漢方としても使われてきました。

ジャスミンのような爽やかで甘い香りがするので、夏に贈るのにぴったりの花です。

バラのトゲ「不幸中の幸い」

バラは、クレオパトラがお風呂に入れたという記録も残っているなど、無数の逸話を持ち、色や本数によっても意味の変わってくる花です。

花の部分以外にも、花言葉を持つ部分があるんです。例えば蕾は「秘密を守って」、葉は「諦めないで」、トゲには「不幸中の幸い」という花言葉があります。

最近つらいことがあった人を元気づけたいとき、トゲのあるバラと花言葉をプレゼントして、救いとなる幸運を願ってみてはどうでしょうか。

ルピナス「いつも幸せ」

現代は鑑賞用が主ですが、昔のヨーロッパでは食料として栽培されていました。

ルピナスの花を食べると心が明るくなり、想像力が高まると信じられていたことから「いつも幸せ」という花言葉が付けられました。

新しく挑戦を始める人の幸せを願って贈るのにぴったりの花ですね。

秋の花(9~11月)

幸福の花言葉を持つ秋の花には、凛としたイメージのものが多くあります。

クラスペディア「永遠の幸福」

ドライフラワーにすることもでき、いつまでも色あせないところからこの花言葉が付きました。

鮮やかな丸い黄色の花が打楽器のバチに似ていることから、英名は「Drumstick」。

その名にちなんだ「心の扉をたたく」という花言葉もあるので、音楽演奏者や音楽好きに贈って花言葉を伝えると喜ばれそうですね。

ブルースター「幸福な愛」

キリスト教では、青は聖母マリアを連想する色で、そこから結婚式の時に身に着けると幸せになれるサムシング・フォーのひとつ、サムシングブルーとして用いられることもある花です。

蕾の時はほんのりと赤みがかかっており、開花すると水色の花が現れ、時間とともに青が濃くなり、花が終わる頃には紫色に変わる特徴があります。

男の子の誕生を祝うラッキーカラーとして贈られることもあるので、結婚や出産のお祝いの花としてもチョイスしやすいですね。

コチョウラン「幸福が飛んでくる」

大ぶりの花の様子が蝶に似ており、幸せが舞い込んでくるイメージのある胡蝶蘭。華やかで上品なたたずまいから、ウエディングの花としても人気です。

鉢植えで贈れば「幸せが根付く」とされているので、新築・引越し祝いや、新店舗の開店祝いに選びやすい花ですね。

ブバリア(ブバルディア)「幸福の愛」

丸くふくらんだ蕾の先端が4枚に裂けて十字に咲く、甘い香りのする花です。

白がスタンダードで、その花姿は十字架を連想させると、ウエディングのブーケの花材としても人気が高いため、花言葉も幸せや愛に関するものが付いています。

近年品種が増えており、花びらが5枚になるものや、八重咲のものも人気。色は赤やピンクもあるので、贈りたい人のイメージに合わせて選んでみてください。

ハボタン「祝福」

葉が紅白などおめでたい色になることからこの花言葉が付いています。

お正月の飾りや冬の公園でもよく見るのこの花は、江戸時代後半にオランダから食用として渡来しました。

食用でもあったことから「利益」という花言葉もあります。いつも仕事を頑張っている人に贈ってみてもいいかもしれません。

冬の花(12~2月)

幸せに関連した花言葉を持つ冬の花は、クリスマスやお正月といったおめでたいイメージにまつわるものが多くあります。

ポインセチア「祝福する」「幸運を祈る」

クリスマスの花といえばポインセチアとされるようになったのは、宣教師たちがキリストの受難や信仰に由来する赤・白・緑のクリスマスカラーであるこの花をクリスマス飾りに使ったのが始まりといわれています。

赤の他にも白やピンクもありますが、花びらのように見える部分は、苞(ほう)という葉で、本当の花びらは苞の中心にある黄色い粒状の部分です。

クリスマスシーズンには鉢植えでよく見る花なので、年末年始に会う人の幸せを願って贈ってみてはどうでしょう。

フクジュソウ「幸福」「永久の幸福」

別名を「元日草」「朔日草」と書き、旧正月の頃に雪の中から顔を出すことから「福」、長寿を願う「寿」を組み合せて福寿草と付けられました。幸せを示す花言葉もそこからきています。

日が出ると黄金色の花びらが開き、日が陰るとしぼむ様子も、幸せや希望を呼び込むイメージに結び付いています。

マンリョウ「寿(ことほ)ぎ」

千両をしのぐ縁起の良さがあるとされ、幸せや富の象徴としてお正月の縁起物となっています。

英名で「Coralberry」(サンゴ色の実)と呼ばれる鮮やかな実が特徴です。他にも白や黄色の実を付けるものもあります。

「慶祝」などお祝いに贈りやすい花言葉もあるので、成功した人や、祝福したい人に贈ってみてはどうでしょう。

ナンテン「福をなす」

“難を転じる”縁起の良い木として愛されてきた植物です。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』に、「南天を庭に植えれば火災をさけられる」と記されていたことから、厄災除けとして庭や玄関に植えられていました。

白い花が咲いた後、葉がだんだんと赤く染まり、そして真っ赤な実を付けることから「私の愛は増すばかり」という花言葉もあります。

ジャノメエリカ「幸福な愛」「幸福」

ヨーロッパには、白いエリカを見つけて意中の人にプレゼントすると幸せになるという言い伝えがあることから、この花言葉がきています。

好きな人の幸せを願う時、チョイスするのにぴったりですね。バレンタインにそっと添えて贈ってもいいかもしれません。

幸せを願う相手がいる幸せ

幸せにまつわる花言葉を調べていくと、昔から幸せを願うジンクスや、縁起を担ぐしきたりを知ることができます。

人々の生活は、そんな目には見えない祈りや想いの上に歴史や文化をつくってきたのかもしれません。

幸せを願う相手を思い浮かべて、花を選び、花言葉に乗せた気持ちを贈ることが、その人の人生を変えるきっかけになるとすてきですね。

(さかもとみき)

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※画像はイメージです

※この記事は2020年08月28日に公開されたものです

さかもとみき(恋愛コラムニスト) (恋愛コラムニスト)

広告代理店、旅館勤務を経て転勤族妻としてフリーライターになったアラサー。のった恋愛相談は100件を超え、ダメ男を渡り歩いた過去の失恋と相談経験を活かして多数の恋愛記事を執筆。個別に恋愛相談やデートのアドバイスなども行っている。

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