仕事の目標の立て方と達成するコツ
仕事をしていると何かとついて回る目標設定。抽象的で曖昧な目標を立ててしまっていませんか? 今回は外資系OLコラムニストのぱぴこさんに仕事の目標の立て方と達成するコツを教えてもらいました。
「目標設定」。
半期に一度の評価面談、及び四半期ごとの面談、場合によっては月次でのフォローアップ面談などなど、何かと会社においては「目標設定」がついて回ります。
毎期1on1の準備をして、目標について話して振り返りをする……。外資系だと評価によってボーナス(インセンティブ)が無視できない額で変わるので、この擦り合わせは命がけです。また、毎度上司との1on1時は死にたくなるほど緊張します。10年やってもなれません……。
そんなわけで、忘れたころにやってきて毎年顔面蒼白になる目標設定ですが、どう設定すれば意味があるものになるのか? を考えてみましょう。
仕事で目標を立てるメリット
目標(ゴール)を明確にし、それらを管理することで得られるメリットとはなんでしょうか?
(1)何をするのかが明確になる
一番のメリットは「自分が何に向かって走るか」が分かるということです。
目標とはゴールですが、ゴールラインがまったく見えずに走りつづけるのは非常に難しいです。逆にすごくつらくても、あと100mでゴールだ! と分かっていると最後にひと踏ん張りできます。
このように目標があることで、自分がどこに向かうべきかが分かります。
(2)効率的に成果が出せる
目標を立てると何をするのかが明確になるので、目標を達成するための計画を作ることができます。
何をすればいいのか? と迷いながらあっちこっちいくよりも、実行計画に基づいて進む方が効果的に成果を出せるのは当然といえます。
(3)迷う時間が減り、考える時間が増える
目標がないと「何のために頑張るのか?」「どうしたらいいのか?」と迷いが生じます。迷っているという状態は、自分で結論を出さなければずっと続いてしまいます。
悩むことでリソースを消費し、無駄な時間を食うことをさけるためにも、目標を設定して「目標を達成するためにどうするか?」を考えた方が有意義です。
(4)仕事のモチベーションが上がる
目標を立てて達成のために頑張るというのは、非常にシンプルな事柄です。
もちろんその目標が業務とまったく関係ないことでは意味がありませんが、きちんと仕事上の成果であれば「達成すれば評価が上がる」など、目標は走るためのニンジンになります。これによりモチベーション高く仕事を行うことができます。