心の壁を壊すには? 人間関係をうまく構築するためのポイント
自分の心の壁を壊す方法
分厚い心の壁を作ってしまうと、普段の生活でも生きづらさを感じることがあるでしょう。最後に、心の壁を壊す方法を4つ紹介します。
(1)自分の感情を知る
心の壁を作る人は、他者だけでなく自分にも壁を作り、自分の感情に鈍感になります。しかし、心の壁を取り除いて人間関係を築く際に、自分の感情を知るのはとても大切です。
自分の体の感覚、頭で考えていること、胸に感じる衝動などをじっくり捉えてみてください。自分でいずれかを抑圧していませんか? 怒りや不安などの感情を自認して受け入れることで、本来の自分を少しずつ開放できるようになり、心の壁を取り除いていけます。
(2)思っていることを吐き出す
自分の感情や本心を感じ取れたら、次にそれを吐き出します。
できればセラピストなどの専門家がベストですが、信頼できる友人やパートナーがいればそうした人に打ち明けてください。話す相手は安心できる人や、否定せず受け入れてくれる人にしましょう。
誰にも打ち明けられない場合は、自分で紙に書き出してもOKです。これで心の壁を作らずに自己開示する練習ができます。
(3)他人の目を気にしない
心の壁を作っている人は、他人の目を気にして「良い自分」「強い自分」「正しい自分」などを見せようと気負っています。こうやって他人の目を気にしているうちは、リラックスできず心の壁を壊せないでしょう。
いきなり気にしないようにするのは難しいかもしれませんが、あなたが思うほど他人は自分を見ていないものです。「自分は自分」と考え、他人の目はいったん忘れましょう。
(4)欲望に素直になる
心の壁が分厚い人は、自分の欲望を抑えて感情にふたをしています。
しかし、こうした欲望に対して素直になり受け入れることで、ありのままの自分を肯定でき、他者との間にある心の壁もだんだんと取り除けます。
最低限の節度は必要ですが、自分の本心に眠る欲望を抑圧しすぎないようにしましょう。
心の壁を取り除くと生きやすくなる
心の壁を作って自分を守ってきた人からすると、心の壁を壊すのはとても勇気のいることです。しかし、心の壁がなくなることで良質な人間関係を築きやすくなり、自分自身も生きやすくなります。
まずは自分を抑圧してコントロールするのをやめ、少しずつ他者との距離を縮めていきましょう。本音で話せる相手が生まれると、心地良い安心感に包まれますよ。
(秋カヲリ)
※画像はイメージです
※この記事は2020年06月15日に公開されたものです