心の壁を壊すには? 人間関係をうまく構築するためのポイント
心の壁を作ってしまう人の心理
どうして、心の壁を作ってしまうのでしょうか? その心理もお伝えします。
(1)自分が他者に飲み込まれるのが怖い
人は親密になればなるほど、距離が縮まり相手への理解が深まっていきます。
それでもお互いの間に境界線がある(違う人間である)ことを分かっていれば問題ないのですが、この境界線が曖昧な人は、仲良くなるほど自分が相手に飲み込まれるような恐怖を感じます。
そこで相手が自分に歩み寄ってくると拒絶したり、攻撃的な態度に出たり、心の壁を作ったりするのです。
(2)他者が自分の自由を奪うと思っている
「今度一緒に飲みに行こう」といった誘いはうれしいものですが、心の壁が分厚い人は関係が深まるにつれ自分の自由が奪われるように感じます。
中には予定を聞かれるなどのささいな質問も、他者に自分のパーソナルスペースを犯されるようで恐怖を感じる人もいます。
(3)他者を信用していない
こうした極端な恐怖は、他者を信用していないから生まれるものです。
過去に起こった何らかの経験がきっかけで、他者を信用できなくなった人は少なくありません。こうした人は他者と親密になりたいという欲求があまりないので、心の壁を作ります。
(4)傷つきたくない
自分を守るのは、傷つきたくないからです。
とにかく自分以外の人から危害を加えられるのを避けるために、心の壁を作って他者が自分に近づかないようにしています。