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花嫁修業とは? 「令和の花嫁修業」を紹介

仁科友里

現代の女性の花嫁修業とは

「男性は外で働き、女性は家で家事をする」という役割分担が正しいと信じられていた時代、「家のことが1人でできる女性」というのは、男性にとって魅力的だったと思います。

しかし、経済状況が悪化し、男性一人の収入で家族を養える人はごくわずかになっています。また、男女平等教育の浸透で、「オトコだからといって、なぜ女性を養わなくてはいけないのか」と考える男性も増えています。

現代は外食産業も発達していますし、コンビニもありますから、「家でなければ食事ができない」という時代ではありません。家電も発達していますし、家事を外注する人も増えています。

こうなると、「私は家の中のことは、全部できます」というアピールは婚活ではプラスにはあまりなりません。家事がお金で買える時代ですから、仕事をしてお金を稼ぐ女性の方が、男性にとってはメリットのある存在といえます。

つまり、現代の女性にとっての花嫁修業とは、仕事をすることや、1人の人間として独立することだといえるでしょう。

結婚しないという選択肢もあれば、誰かと共に生きる上で「結婚」という制度を使わないという選択肢もあります。令和を生きる私たちに必要な花嫁スキルは、以下のようなものではないでしょうか。

(1)掃除などの家事スキルを身につける

自分の暮らしを豊かにするためにも、

・掃除
・洗濯
・料理

などの一連の家事スキルを身につけておくと良いでしょう。

家がきれいだと気持ちが良いですし、シャツの汗染みを落とすことができれば服を長持ちさせられます。また、おいしい料理を自分で作ることができれば、外食やコンビニに頼り切りにならず、低コストで栄養価の高い食事ができますね。

一人暮らしを経験してみるのも◎

もちろん、無理に実家暮らしをやめる必要はありません。実家でお金を貯めるのだって、立派な花嫁修業なのですから。

とはいえ、もしも親から家を出るように言われていたり、一人暮らしをしてみたいと思っていたりするのなら、思い切って挑戦してみるのもおすすめ。

一人暮らしをすることで、一連の家事スキルは嫌でも自然と身につくでしょう。

(2)貯金しておく

独立して生きるために、貯金スキルを身につけておくのも良いでしょう。

「貯金するならもっとたくさん稼がなければ!」と思うかもしれませんが、まずは収入に対して自分が何にどのくらいのお金を使っているのかを知ることがファーストステップ。

家計簿アプリなどを活用して、お金の管理に慣れていきましょう。

(3)テーブルマナーを身につける

今どきテーブルマナーって!? と思われてしまうかもしれませんが、結婚式のお呼ばれなどで食事をする時、ずらっと並んだナイフやフォークの数にドキッとした経験がある人もいるのでは?

正しいテーブルマナーを知っておけば、いざという時に焦らずに済みますよ。

また、自分へのご褒美やちょっとリッチな女子会、デートなどで気持ち良く料理を楽しめるはず。

(4)冠婚葬祭時のマナーを勉強しておく

一般常識として冠婚葬祭時のマナーを身につけておけば、いざという時に自分を守ることができるでしょう。

今はスマホがあればそうしたマナーを調べることができます。しかし、地域や人によって考え方が異なる場合も。

もしも機会があれば、お母さまやおばあさまがどのように教わってきたのか、聞いておくのも良いかもしれません。考え方を受け継いでいくことも大切ですからね。

(5)将来的に役立つ資格を取っておく

自分の興味がある分野や、仕事に役立つ資格を取っておくのも良いでしょう。

もしも結婚して子どもを持つことになった時、会社の産休制度だけに頼らなくても、資格を持っていれば転職という選択肢も広がります。

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