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花嫁修業とは? 「令和の花嫁修業」を紹介

仁科友里

かつての「花嫁修業」をすることも無駄ではない

現代女性における花嫁修業が仕事や独立して生きるスキルであるなら、「結婚するため」に何かを習うことは、あまり意味がないと思えます。

しかし、生活に関わることで、ほんの少しでも興味のあるものがあれば、現代であっても習ってみたり、挑戦してみたりするのは悪くないでしょう。

かつての「花嫁修業」とは何だったのか

料理

学校の家庭科で習って以来、包丁を持ったことがないという人もいるかもしれません。オムライスなど好きな料理を、自分の家で作れるというのは楽しいと思います。

母親に教わるのも良いと思いますが、料理教室ならプロが理論と実践面でしっかり教えてくれるでしょう。料理教室のメニューは、主菜と副菜二品というところが多いと思いますが、プロが考えたメニューですから、栄養のバランスが取れているという利点があります。

このメニューをレシピを見ないで作れるようになれば、一人で食べる時も、お友達や家族にも楽に振る舞うことができるでしょう。

華道

華道(やフラワーアレンジメント)も同じです。花が好きな人にとっては、家に花があるだけで、気持ちが晴れやかになることでしょう。

裁縫

和裁や洋裁といった縫物は、無心になって針を動かすことが、ストレス解消につながるそうです。

家の中にいる時間が心地良い方が、疲れは取れます。それが仕事への活力にもつながります。

「自分は何が心地良いか」を考えてみて、興味のあるものに挑戦してみたらどうでしょうか。

習い事にはメリットがたくさんある

職場と家の往復だと、付き合う人は限られてしまいます。ですが、習い事をすると全く違う職種の人や年齢の離れた人と出会えるかもしれません。

縁があれば、そこから何十年単位のお付き合いになることもありますし、そこから未来の夫を紹介されるという話も無い訳ではありません。

実際にいろいろな人と接して、世界を広げてみましょう。

とはいえ習い事アピールは慎重に

現代女性の真の「花嫁修業」は仕事とはいえ、まだまだ上記のような習い事は「花嫁修業」をイメージさせてしまうことがあります。

例えば、料理を習っているとしましょう。「料理に興味があるんだな」と解釈する人がほとんどでしょうが、「婚活対策」と取る女性もいるでしょうし、男性でも「良いお嫁さんになるアピール」と取る人もいます。

上下をつけないと気が済まない性格の女子や、男性にモテるほうが勝ちという価値観の女子に「料理を習っている」と話すと、どうしても「オトコ受けを狙っている」と解釈される確率は高くなるでしょう。

また、結婚しても家事をやる気がない、もしくは家事はオンナがやるものと考えている男性にとって「料理を習っている」は、「自分と結婚したいアピール」に思われるかもしれません。

反対に女性に経済的に依存されたくないと思っている男性の場合、「良い奥さんになれるアピールが重い」となる可能性もあります。

なので、曲解されたくない時は、人を選んで話した方が良いと思います。

現代の女性に花嫁修業は必要なのか

かつての「花嫁修業」であった習い事は、現代においては、良い妻になれそうアピールになるという意味での「花嫁修業」とはなりません。

そしてさらにいえば、令和の時代に「結婚するために修業する」という考え方自体がナンセンスではないでしょうか。

皆さんの「結婚したい」という気持ちを、もちろん心から応援したいと思っています。しかし、皆さんは「男と女は結婚して一人前」の時代に生きているわけではありませんし、結婚するために生きているわけでもありません。

しっかりと仕事をし、自分にとって心地良いライフスタイルを確立する。花嫁になるための修業ではなく、人生修業をした結果、花嫁になってほしいと思います。

(仁科友里)

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※画像はイメージです

※この記事は2020年05月23日に公開されたものです

仁科友里 (コラムニスト)

1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。OL生活を綴ったブログが注目を集め、2006年に『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む女性たちの相談にも答えている。
Twitterアカウント @_nishinayuri

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