令和版「癒し系女子」の特徴とモテる理由
かつて一大ブームを巻き起こした「癒し系女子」。コラムニストのウイさんによれば「いつの時代も男性は癒しを求めている」とのこと。では現代における「癒し系女子」って? その特徴となり方を教えてもらいました。
恋人に求めるものって何でしょうか。ちょっとテーマが大き過ぎる気もする質問ですが、単純に「刺激」か「癒し」の二つからならどっちを選ぶでしょうか。
きっと、若い人の中には「刺激」って答える人もいると思います。それは良いことだと思います。刺激的な毎日は自分の感度を上げてくれますし、何より退屈しない。そして、刺激が多い恋愛をする人はモテます。
でも、この先長い時間を共にするのであれば、選ぶべきは絶対に「癒し」がある人なんです。
これは男女関係なくそうじゃないでしょうか。日常にドラマのような刺激なんて無くてもいい。ただ、安心して過ごしたい。それは刺激的な恋愛を繰り返したり、浮気などの望まぬ刺激で傷ついたり、年齢を重ね、いよいよ結婚を視野に入れた人ほどそう感じるのではないでしょうか。
実際、20代の後半から30代の男性はみんな「癒される女性が好き」と口を揃えて言います。
でも、よく使われる「癒し系」とは具体的にどんな女性のことを指すのでしょうか?
今回は「癒し系女子」について書かせていただきます。
そもそも癒し系とは?
「癒し系」と聞いてどんな人を想像するでしょうか? あなたの周りにも一人くらい「癒し系」といわれる女性がいるのではないでしょうか?
少しふっくらした体型でしょうか? 丸顔の巨乳でしょうか? 小動物のような小柄な女性でしょうか? おっとりとした口調の人でしょうか? 疲れて帰ってきた男性に「お疲れさま。仕事忙しそうだね。大丈夫?」って心配する女性でしょうか? 彼の愚痴を「うん、うん」と包み込むように聞いて、男性を褒め、肯定するような、ほんわかぱっぱした女性でしょうか。
確かにそういった女性は「癒し系」と呼ばれ、そんな女性を求めている男性は多いです。
でも「じゃあ癒し系のキャラになれるように今日から各自頑張りましょう!! 解散!!」って言われても無理じゃないですか? それに、癒し系を演じることによって手にできた男性って、この先ずっとあなたに「癒し」を求めますからね。そんなの、いつかボロが出る。生まれながらの癒し系じゃないとしんどいんですよ。
そもそも、古いんですよ。ふわふわの、おっとりした女子=「癒し系」っていう考えが。
かつての「癒し系女子」誕生の理由
「癒し系」という言葉がいつできたのか調べてみましたが、1999年頃でした。バブル崩壊後、何年経っても経済は上向きにならないどころか下落するばかり。先の見えない未来。終わらない残業。パワハラという言葉もこの頃生まれました。
そんな日々を働く、疲れ切った男性に圧倒的な支持を集めたのが「癒し系」といわれる女性です。大手企業がCMで当時「癒し系」と呼ばれていた芸能人をこぞって起用したのがブームの始まりのようです。
「癒し系」もアップデートされるべき
1999年って今から20年以上も前の話ですからね。今、疲れているのは男性だけでしょうか。女性だって疲れています。そもそも、20年前の女性だってわりと「癒し系」には迷惑したと思うんですよね。
癒されたいのは女性だって一緒なのに、男性は疲れて帰ってきたら寄り添って、話を聞き、応援して、癒してあげる女性を求める。今となっては時代錯誤な気さえします。そんな価値観は平成に置いてくるべきでした。
では、男性が言う「癒される女性」になるにはどうしたらいいのでしょう。次項では令和版の「癒し系」について書いていきます。